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映画を英語でレビュー#2 この世界の片隅に (2016)

このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。

戦争映画だけど、主人公に癒される


戦争の時代を描いた映画だけど、どことなくのほほんとした主人公が、見ていてホッとさせてくれる。
意地悪に見えるお姉さんや、旦那さんなど、全てのキャラクターを愛おしく感じる作品でした。

全ての人に見てほしい映画

戦争のアニメ映画と言えば日本だと「火垂るの墓」が有名だと思います。私も子供のころ、何回も金曜ロードショーで見ました。当時はお母さんの遺体だったり、伯母さんだったり、色々トラウマでした。
「この世界の片隅に」は、「火垂るの墓」と違って、死体や爆破のシーンをリアルに描写せず、少しファンタジーな感じで描いているので、小さい子供でも怖がらずに見ることができると思います。私の5歳の息子も、この映画は最後まで見ることができました。ファンタジーな要素や、主人公の女性ののほほんとした雰囲気はありますが、戦争の恐ろしさもしっかりと描いているところが、この映画の私の好きなところです。
アメリカに行って思ったのは、日本は過去の戦争に関しての意識(知識も)がアメリカ人に比べて薄いのではないかということでした(それはもしかしたら、私だけかもしれません)。日本でも戦争があったことは事実です。戦争によってたくさんの人たちの命が失われました。私たちは、そのことを忘れてはいけないと思うのです。一人一人の命は尊い。そのことを覚えていくために、私はこの映画をすべての人に見てほしいと思っています。

「~と言えば」は英語で?

”戦争のアニメ映画と言えば日本だと「火垂るの墓」が有名だと思います。”を英訳すると、
Speaking of animated war movies, "Grave of the Fireflies" is famous in Japan.
となります。

「~と言えば」speaking of~で表現できます。
「有名」とありますが、この場合はfamousでもpopularでもどちらでも良いと思います。famousは「(良い意味で)有名だ」という意味で、popularは「人気がある」というニュアンスです。

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