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生き物たちへの恩返し【ありえないほねなし出版記念トークイベント感想】

この度、本を出版させていただきました❗️

そしていつも応援してくださる優しい方々にお声がけいただき、茨城県つくば市・ひたちなか市の2ヶ所で出版記念トークイベントを開催いたしました!

※8/3(土)水戸でもイベント開催が決定しました!
ご予定合う方、ぜひ遊びに来てくださいねー!
詳しくはこちらから。


つくば市ではTsukuba place lab. にて。
参加者は大人が多かったので、トークをメインにたっぷりと自分語りをさせてもらいました。

こちらでの様子は本の出版元の山と渓谷社さんが記事にしてくださってます。

ひたちなか市ではibafornia baseにて。
こちらは海が目の前!ということもあり、親子参加も多く、話はそこそこにみんなでビーチコーミングも楽しみました。

企画してくださった皆様、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!
どちらもそれぞれの良さがあり、たくさん笑ってみんなと生き物の感動を分かち合える素敵な時間になりました。

Tsukuba place lab.にて

さて、そんな中で受けた質問があります。

「生き物や自然を守りたい!ということが活動を続けるモチベーションとのことですが、そう思ったキッカケや理由は何ですか?」と。

その質問に私は一瞬考えて、

「(降りて)きちゃったんです!!」

と答えました。

我ながらもうちょっと上手いこと言えなかったのかと思いました(笑)
それらしい感動的なキッカケや皆が納得するような崇高な理由はなかったのかよ、と。

天啓が降りてきてしまった。そう言ってしまったら後が続かない(笑)

でもこれは、私にとっての一つの真実。

高校生の時。文系理系の選択を迫られた私は、数学が苦手、本が好きという理由でとても安易に文系を選択しました。しかし、文系クラスに振り分けられてから始まった生物の授業。何回か受けて、面白すぎて、

「完全に間違った。こっちだった。」

と早々に悟りました。

私は生物学を学びたい。でもそのためには理系へ転向する必要がある。そこまでのことなのか?

この時「私はこの私の人生を使って何をしたいのか?何を成したいのか?」という問を生まれて初めて真剣に持ちました。

そしてまさに、天から降ってくるように頭の上で

「自然を守りたい」

と鮮やかな緑のイメージと共に自分の声が響いたのでした。
この瞬間の感覚は今でもよく覚えているのです。

それに今も導かれるように生きています。
ひとでちゃんは天職だと、天命なのだと感じています。


それでもイベントが終わり、改めて「私は何でひとでちゃんをやるんだろう?何がモチベーションなのだろう?」と考えました。

生き物について学ぶことは純粋に楽しい。でもそれを他人にまで伝えようとするのはどうしてか?

私が「面白い!」と思ったものを単に黙っていられないというのが一つ(笑)。自分で研究しているだけでは満足いかない。ウズウズしちゃう。昔から友人を捕まえて生き物解説などをしちゃうような人でした。だからモチベーションは特になくて、やらずにはいられない感じ。

それと知識を得ること以上に、私は生き物たちからたくさんの感動をもらってきました。生きる上で大切なメッセージをたくさん受け取ってきました。この辺はエッセイの「生き物からのラブレター」シリーズでどうにか伝えようと奮闘しております。

私に多くを与えてくれたかけがえのない大切な生き物たちに、人生をかけて恩返しがしたい。ひっそりと生きるほねなし(無脊椎動物)のことをどうにかして多くの人に知ってもらいたい。

それこそ「自然や生き物を守る」というときに、あまり知られていない彼らは見過ごされがちなのです。存在すら認識されずに消えていく。こんなにも美しく、豊かに、逞しく生きているのに。

だから私が、彼らの声が聴こえる私が伝えよう!みんなにも声が届くように。

というのが全てです。


さて、書いてて気づいてしまいました・・・。私、世のため人のために活動してない(笑)。
全部自分のため。生き物のため。

でも全力で自分のために生きてたら、喜んでくれる人がたくさんいた。
一人でもほねなしのことを知ってくれる人が増えたら、世の行く末も少しは変わるんじゃなかろうか。

というわけで、私は変わらず突き進みます。
生き物たちへ恩返しが届きますように!

地球レーベルの活動資金として「自然を守る」ために使わせてもらいます!ぜひサポートよろしくお願いします。