信じる勇気。ファインディング・ニモが泣けた。

映画ファインディング・ニモを見て涙が止まらない。

何年前の映画？私も前に見たことがあり何となくストーリーは覚えていたのだけれど、こんなに胸締めつけられるとは。

パパが息子をカッコよく助けるヒーローもの、
ドキドキワクワクの冒険もの、
そういう楽しみ方もあると思うけど、

私にとってはマーリン(ニモのパパ)が信じる勇気を取り戻していく様子を描いた成長物語だった。

****以下ネタバレ含みます***

物語の中で、マーリンはよく色んなキャラに「信じてよ」と言われる。

でも最初は息子のことも心配で心配で過保護にしてばっかりで信じてあげられないし(そのせいでニモは捕まっちゃう)

アホなドリーや、凶悪と思ってるサメのこととかも信じられない。

そもそもマーリンはニモがまだ卵の頃に、自分の判断ミスのせいで妻とその他の子供を失っている。

そのせいでニモに対して過保護なのだけど、心配なのは自分に自信がないからだ。
かつて妻と子供を守れなかった自分を信じてないからだ。

自分を信じられないと、子供(相手)のことも信じられない。

でも旅の中、ドリーを信じなかったことで彼女をケガさせてしまったり、

逆に誰でも信じるドリーのおかげで、前に進めたりする。(ドリー重要すぎるな！)

そして大冒険の末、ニモを探し出すという目的を達成！めでたしめでたしと思ったところで今度はドリーが網に捕まっちゃってピンチ！！！

危険をおかしてドリーを助けに行こうとするニモを必死で止めるマーリン！

だってやっとのことで見つけ出したんだもの。もう離すもんかと必死。

ここで、ニモの「信じてよ」

止めたい気持ちをグッと堪えて、息子を信じることを決意し、手を離すマーリン。

表情だけでめちゃくちゃ伝わる。
あぁもう涙腺崩壊。

旅を通じて信じないことの愚かさ、信じることの大切さ、そして自分自身への信頼を取り戻し、

信じる勇気を振り絞ったマーリン。

もうこんなカッコイイとこ見せられたらハッピーエンドしかありません。

子育てしてると過保護はよくないよなとか、
子供を信じてあげたいとか思うけれど、

自分を信じないことには何も始まらない。

ファインディング・ニモは自分に「信じてよ」と言われたようだった。

信じる勇気を持って、自分も子供も色んなことに挑戦させてあげたい。

良い映画でした。