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娘ちゃんVSベビーカー

娘が最初に『VSベビーカー』をしたのは、まず買ってきたばかりの時だ。
お店で試した時には特に文句は言わず(ただし格別に気に入ったという訳でもなく。まぁ一応文句はないが、なんだこれは……くらいだった気がする)、でもいざお散歩に使おうとしたら多大なるご不満を表明された。ひぃん。
春になったらあっさり乗ってくれたので、「あれは寒かったのでは」という結論に至っている。ふわふわのベビーカー布団みたいのも用意したんだけどなぁ、ダメだったかその程度じゃ。


それから早数ヶ月。
娘もすっかりベビーカー生活を楽しむようになった。元気に手を伸ばして周りを触りたがり、ご機嫌に手足をパタパタさせ、時々こちらを見上げてにこーっと満面の笑みをくれる。可愛い。

可愛いんだけど、娘さん、肩紐外れてますよ。
あちこち触ろうとして暴れてるから抜けちゃったかな、直し……


するり。


あっ、こいつ。意図的に外しとる。


流石に座っているし、腰周りのベルトはしっかりとまってるけど、娘ちゃんは離乳食中に椅子の上に立ってしまう子なので油断はできない。
そもそも上半身の固定がないと、うっかり私がつまづいてベビーカーごと前のめりに倒れた場合、娘ちゃんがそのまま射出される恐れがある。
射出と書くと想像して笑ってしまう人もいるかもしれないけれど(※私です)、実際に起こったら大事故だ。困る。

しかし、娘ちゃんはまだ1才2ヶ月。
言ってわかってくれる年齢ではない。拘束されるのが嫌なのも、よくわかる。さてどうしたものか。


悩みながら様子を見ていて、ふと思い至った。
そういえば、肩紐の高さが変えられるのでは?

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我が家のベビーシートとベルト部分だけざっくり抜き出すとこんな感じ。シートに穴(緑矢印のところ)が空いていて、そっちからベルトを通せば高さが変えられるわけだ。

試してみたら、一瞬(なんか久々に全身拘束されてる!やだあぁ!!!)と泣きわめき、でも発車したら大人しくなった。以来、娘は大人しくそこに収まっている。あっ、正解だこれ。

そっか〜〜、体が大きくなってきて、単純に高さがあってなかったのか、なるほどなぁ。
……えっ待って、もうそんなに体大きくなってんの?ベビーカー買ったの半年前じゃなかった?もうベルト穴の高さ予備ないんだけど……ベビーカー、乗る子は3歳でも4歳でも乗るって聞くけど……えっ大丈夫マジで……????
……別の問題が浮上した気がするけど、未来の私に託すことにします。知らん。


ちなみにお友達に聞いたら、抜け出し防止のグッズもあるらしい。
こういうやつ。

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まぁあれですね、グッズがあるってことは、うちの子だけじゃなくみんな悩んでるってことですね。
「うちだけじゃない」というだけでなんとなく心強いの、なんででしょね。なんの問題解決にもなってないんですけどね。笑


まぁさておき、ベビーカー問題は一旦解決だーよかったよかったと思ってたら、今度はレインカバー問題が発生した。

雨の日はベビーカーにレインカバーをかけるのだけれど、なんと娘ちゃんが中からカバーをめくりあげて、這い出てきてしまうのだ。
(とりあえず冷静にカバーを掛け直し、また捲られる動画を撮った。「なんてことするんですか」と言わんばかりにメンチを切ってくる娘の写真が撮れたので、ママはその点非常に満足している)

その日は小雨だったので、時々頑張ってカバーを掛け直しながら、時にはママの傘を差し出しつつ、ある程度は無視してそのまま走り通した。しょうがない、3秒でまた暖簾をめくるように出てきてしまうのだ。「大将やってる?」じゃないんだよ、君が大将だよ。ちゃんと店内で仕事してておくれよ。こっちも片手で傘持ちながら片手でベビーカー押してる時点でキツいんよ。

その後、大雨の時は流石に大人しくしてくれたけれど、しかし中途半端な雨の時が一番悩ましい。
どうしたものかと考えて、一旦行き着いたのが『ちっちゃい保冷剤』だった。


娘は、保冷剤が好きだ。
それ直に持つのは冷たすぎるのでは?と思うけど、周りをタオルなどで覆っても、ひっぺがして持ちたがる。普段触れることのない、ひんやりした感触が楽しいのだろう。食べようとはしないのが幸い。

で、レインカバーの中が暑いんじゃないかなと思って。ムシムシするし、換気はろくにできないし、ちょっとしたビニルハウスだよねあれ。大人の私も正直雨の日にあれ入りたくない。
なので、手元の遊び道具がてら持たせてみた。めちゃめちゃ大人しくベビーカーに乗ってくれた。
あー、やっぱ暑いんだなぁレインカバー。
お子さんによっては「視界がよくない」「目の前になんかある!やだ!」もあると聞くけど、娘は目の前のレインカバー……のチャックで遊んだりしてたくらいだから、そっちじゃなさそう。
蒸し暑かったんだろうなぁ……。ごめんよ……(でも今後も使う)


まだまだ、娘とのベビーカー生活は続いていく。
それはきっと、幸せで、でも意外と短期間で終わってしまうものなんだろう。
今後もまた新たなベビーカー問題は発生していくんだろうけれど、うまく切り抜けながら楽しんでいこうと思っている。

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