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Life is update.

毎日を元気に過ごすために朝・昼・晩はよく噛んできちんと食べましょう!は間違いだった?

疑問の始まり

先日、ミーティング後の雑談で、会社の同僚とダイエットについて少しだけお話しさせてもらった。

僕のダイエット方法は前の記事Life is diet.で書いたように、一日1食を基本にしてファスティング期間を22時間くらい取る方式だが、その方法を話すと身体に悪いと真っ向否定された。

反対意見として、ちゃんと朝ごはんは食べた方が良い、規則正しく3食を食べた方が身体に良いという話が出てきたのだが、なぜ朝ごはんを食べた方がいいのか?なぜ3食食べた方が良いのか?という問いに対して"ちゃんと食べないとパワーが出なくなる"というなんともボワっとした答えしか返ってこなかった。

完全に不完全燃焼。この状態ではどれだけハイボールを呑んでも酔えない。

そこで、食事について少しググってみたところ、食事の回数に対する記事は多様にあるのだが、ここ数年で記事の内容が一変していることに気付いた。

正直この変化はスマホのディスプレイを見ながら驚いた。それほどまでに分かりやすい変化だった。

疑問の深掘り

スマホで”3食食べる理由”と入力して検索かけると、まずトップヒットした記事は2013年のものだった。僕がまだしっかり3食食べていた頃の記事だ。家族もいたころだ←余計な一言。

この記事にはしっかりと3食食べましょう、3食食べないとグリコーゲンの生成が活動に見合わなくなって脳の活動が鈍くなる、といったものだ。

しかしちょっと画面を下にスクロールすると”1日3食は間違え”という記事が並んでいた。

読み進めると、1日3食を摂るということは、僕たちが朝起きて寝るまで16時間の間に5.3時間置きに食事を摂らなければならないわけだが、5.3時間では内臓が休めないらしい。もうちょい詳しく書くと小腸が体内に摂取された食物から栄養を吸収し切ってしまう前に次の被消化物が入ってきてしまうため、休憩無く活動しなければならなくなるため、小腸をはじめその他の内臓が疲弊してしまうようなのだ、とある。


ほう、なるほど。これがいつの記事かと投稿日を見てみると、何と2019年。

2つの全く異なった記事どちらもまぁまぁ言っている事は正しい風だったのだが、こんなにも意見が違うのには驚きだった。車の中で読んでいたのだが、思わずシートから背中が浮いた。


この6年間でどのような研究が進んだのか分からないが、とにかく6年間で以前出回っていた情報はきれいさっぱり否定されていて、反対意見が主流となっているようだった。

情報は進化している

そこで気になるのがこのふたつの情報、一体どちらが正しいのか?ということ。


僕は2019年に投稿された情報の方が正しいと思っている。

理由は単純明快で、2013年から6年間でどのようなものでも進化しているからである。車や家電・スポーツのルールから建物の建築方式に至るまで、僕たちを取り巻くものすべてが進化していっている。

2013年はまだスマートフォンが普及し始めくらいだが、2019年ともなればiPhoneは10シリーズを超えており、内蔵アプリや機能もそれの4Sの頃とは段違いに進化している。僕のような一般市民の掌の上でも6年間という時間は目に見えた変化を与えているのに、そもそも地頭の良い研究者達は2013年よりももっと詳しく、多角的に研究を進めているに違いない。


江戸時代に書かれた日本地図より現在書かれたそれの方が精巧。研究結果も同じだと思う。

情報と魚は新しい方が良い


では僕の同僚をはじめ3食をしっかり食べている人たちはどうして2019年、今より2年も前の研究結果が世に出ているのにもかかわらず3食が身体に良いと言い続けるのか?

それは、単純に彼らが2013年より前に出た研究結果しか食に対して調べておらず、情報をアップデートしてないからだ。彼らの悪口を言いたいわけではないが、食に対するアップデートを能動的にしていないから彼らの脳に納められている食に対する情報は2013年より前のものなのだ。

情報は古くなる。アップデートが必須のものだ。源頼朝が開いた鎌倉幕府は昔は良い国作ろう1192年だったが、現在の研究結果では1192年ではなく、壇ノ浦の戦いがおこなわれた直後の1185年だ。地球最初の人間と言われているアウストラロピテクスの誕生は昭和中期では約200万年前、僕達が学んだ25年前の研究結果では400万年前、ここ数十年の研究結果は200万年の誤差を出している。勿論、研究方法に多様性が生まれているのだから当たり前だと思う。

ただし、新しければどのような情報も正しいわけではない。情報を仕入れて自分の頭の中で考えることが大切だ。入ってきた情報をまずは自分の知識と掛け合わせる、掛け合わせる時に不足している知識があればさらに調べて補填する、これがアップデートだ。

こうしてアップデートすることで一つのトピックに対して理解が進むし、そもそも仕入れた情報が正しいか正しくないかの判断材料となる。

情報は定期的にアップデートして、鮮度を保っていないと古い情報は誤解となる可能性がある。鮮度の低い情報は、時が経てば前述の例のように否定されているかもしれないし、僕たちの今日からの行動もまた思考停止のままとなる。

この例は多少極端だったが、アップデートは非常に大事なものだと気付けた一件だった。

・・・と、色々書いたが僕は自分に興味のあることを調べていけば良いと思っている。興味も無いトピックに対して調べても楽しくないし、探求心は生まれないから。僕がバスケットシューズに興味が無いのと同じで単純に僕の同僚はそこまで食に対して興味が無いのだろう、と思うようにしている。

おまけ

いつも拙い文章を読んでいただき、ホントにありがとうございます。

今回は変哲の無い会話の中で生まれたふとした疑問について書いてみましたが、ちょっと楽しかったのでこれからも続けてみますね。

人生は死ぬまでの暇つぶし!今日も良い暇つぶしができました^^

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