環境を変えることで救われたこと
環境を変えることで救われた体験が2つあります。
一つは、中学校時代時代のいじめ体験です
同級生からのいじめはなかったのですが、上級生からの暴力はひどいものでした。特に何か悪いことをしたという記憶はないのですが、何かと上級生に目を付けられ、呼び出されては暴力を受けていました。
いじめられている時の心理状態は、私のことを誰も知らない場所に逃げたい
というものでした。
今の環境から逃げたい、誰も知らない場所で、今とは違った自分として生きたいと毎日思っていました。
今の状況は本来の自分ではない、本来の自分としてイキイキできる場所があるはず、環境を変えれば何とかなる・・・そんなことばかり思っていました。
今であれば、環境を変えても同じようなことが起きる可能性があり、今の結果は無意識に自分が招いているのだと思います。
でもその時はただ逃げたいとう想いだけでした。
私は逃げたい時は逃げてもいいと思っています。
一回逃げると逃げ癖がついてしまい、壁にぶつかると解決するより、”まず逃げる”ことが癖になる可能性もあります。
また、逃げずに我慢することが習慣になカベると我慢することが癖になってしまい、我慢すること=自分の気持ちにウソをついて生きるようになるとも言えます。
私は逃げる選択をしました。
そもそも戦うことが苦手なこともあり、戦うより環境を変える方が自分に
あっていると思います。
度重なるいじめにより、学校に行くことが嫌になり、その内、学校以外の環境で生きる方がいいのでは?と思うようになりました。
学校進学をあきらめ、友達もいない場所で働くことを決意したのでした。
その時から私の人生は今までとは違う方向に動き出しまた。
二つ目は、仕事を休職をして沖縄に行ったことです
2021年4月、仕事のストレスや人間関係に疲れてうつ状態になってしまいました。
中卒で学歴の無い私でしたが、自分なりに本を読んだり、自己啓発のための勉強をし、地方の中小企業から親会社である一部上場の大企業に転籍する機会を手にしました。
ただ、学歴のない私が大企業で働くのは大きなプレッシャーでした。
周りはすべてが敵に見え、自分とはいつもコンプレックスとの戦いでした。
結果を出さなくてはならないと思いが強く、常に緊張状態が続いていました。責任ある立場になり、あるプロジェクトを任されて、なかなか思うように成果が出ない状況に無理を重ねた結果、心身共に疲れ果ててしまい心が折れてしまったのです。
その時の上司も部下も信用できなくなり、人に任せることも頼ることもできなくなり、自分で何もかも片付けようとすると限界がくるのは時間の問題です。
仕事でのそれなりに成果は出ましたが、私は周囲から孤立し、心が疲れ果ててしまいました。
本当は周りは何とも思っていなかったかもしれませんが、私は周囲すべてが敵に見え『私のことは誰も分かってくれない』と心を閉ざしていました。
私は逃げるように休職しました。
会社を辞めるつもりでした。
その時、自分を癒すために訪れたのが沖縄です。
何か特別なことをするわけでもなく、毎日、浜辺に行って手作りの弁当やサンドイッチを食べながらビールを飲み、夕日を見てからホテルに戻る・・・
そのくり返しの日々でした。
とにかく何もしない、何も考えない日々が1ヶ月ほど続きました。
こんなくらし方もあるんだ!
こんな生活をしてもいいんだ!
と思うようになりました。
その時に心が少しずつ癒さていったのでした。
休職から3か月後、いつかまた沖縄で過ごすことを夢見ながら職場復帰しました。
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