まだ間に合う!実録・ふるさと納税RTAで限界節約生活【2022年版】
今年もふるさと納税の締切りが迫ってきました。ふるさと納税といえば豪華返礼品を謳うCMばかり放送されていますが、普通の食品や日用品も実質2000円で大量に入手でき、家計の負担を大幅に減らすことができるらしいです。昨年も同様の記事を作成したのですが、制度の変更点や2度目のふるさと納税での新たな発見を踏まえて再び記事にしました。今年も著者が年末に慌ててふるさと納税について学び、ギリギリでふるさと納税を達成した様子をお伝えします。
(本文中のリンクは楽天アフィリエイト等のリンクになっている場合があります)
ふるさと納税のしくみ
ふるさと納税は自治体への寄付です。ふるさと納税および特定の手続き(後述)をすると、「ふるさと納税額-2000円」が所得税・住民税から控除されます(=税金が減る)。また、寄付先の自治体から、ふるさと納税額の3割相当の返礼品が貰えます。簡単にまとめると下図のようになり、実質2000円で食品や日用品を大量に入手できます。
ふるさと納税の手順
以下の3ステップです。
1. 自分の寄付可能上限額を計算する
2. 「楽天ふるさと納税」などの指定事業者から返礼品を購入する(寄付先の自治体を選ぶ)
3. 控除の手続きを行う
(1)上限額を計算する
寄付可能上限額(=ふるさと納税で実質タダで買い物ができる上限額)を計算します。上限額は年収・家族構成・住宅ローン減税などで変化します。シミュレータを使って計算すると寄付上限額の目安が分かります。
寄付上限額を超えてしまうと控除されず自己負担になってしまうので注意。
シミュレータはあくまで概算でやや多めに出ることがあるので、安全のためにやや少なめに購入するとよいでしょう。
かんたんシミュレーター
年収・家族構成・扶養家族だけで計算できます
詳細版シミュレーター
住宅ローン控除・生命保険等を利用している方向け
(2)返礼品を購入する(寄付先の自治体を選ぶ)
「楽天ふるさと納税」などのふるさと納税ポータルサイトにて、普通の通販サイトで買い物をするのと同じように返礼品を選んで購入し、納税ができます。
年内に決済が完了している必要があります(クレジットカードの場合は2022年12月31日まで)
(3)控除の手続きを行う
確定申告またはワンストップ特例制度を利用します。
寄付する自治体が5つ以下の場合はワンストップ特例制度を利用すると確定申告が不要になるため、サラリーマンの場合はワンストップ特例制度を選ぶと便利です。
自営業者や寄付先が6自治体以上ある場合は、確定申告を選びます。
ワンストップ特例制度を使う場合は申請が必要です。
2022年分のふるさと納税から、ワンストップ特例制度の電子申請が可能になりました。
→ワンストップ申請オンラインサービス
紙で申請する場合は、返礼品を注文する際に「ワンストップ特例申請書」の送付を申し込みます。寄付先の自治体から申請書類が届くので必要事項を記入して返送。
ワンストップ特例制度の申請書提出は2023年1月10日締切なので注意。
間に合わない場合は確定申告を利用することも可能です(2023年3月15日まで)
手続きが完了すると所得税及び住民税が控除されます。5~6月に居住自治体から送付される住民税決定通知書の寄付金控除欄に控除額が記載されます。
ポイントを稼ぐ
ふるさと納税は数万円単位と高額な買い物になるので、楽天ふるさと納税や各種ポイントサイトを使うことでポイントを大量に獲得できます。
ふるさと納税ポータルサイトから直接購入せず、事前にモッピーや楽天リーベイツなどのポイントサイトのを経由すると購入額に応じてポイント還元がつきます。
楽天ふるさと納税の場合は、SPU(スーパーポイントアップ)や5と0がつく日のポイント5倍といったキャンペーンで効率よくポイントを稼げます。
楽天のポイントが増えるキャンペーンはエントリーが必要な場合があるので、事前にエントリーを忘れずに。
著者が選んだ返礼品はこれ
今年は合計50000円のふるさと納税を行います。
ポイントはモッピー+楽天ふるさと納税を選択。5と0がつく日はポイント5倍になるのを狙います。
今回も不要な贅沢品を避け、生活必需品だけを購入して節約する戦略をとります。以下ラインナップの紹介。
米
生活必需品としてまずは米。返礼品の中でも特にボリュームが多い20kgの米をチョイス
14日以内に発送とのことで選択。ふるさと納税の人気商品は発送時期が遅いものが多いので注意
肉
豚肉の切り落とし+ミンチのセットを購入
冷蔵保存すれば日持ちするうえ、この商品は小分けパックになっていて保存が便利そうなので選択しました
お茶
ふだん家で水出し緑茶を作って飲んでいるので、値段の割に特にボリュームの多いものをチョイス
外出時にも水筒に入れていくことでペットボトルのドリンクを買わずにすみ、節約にもなります
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
昨年に引き続き、大量の日用品を注文して生活費を圧縮
店頭で買うとかさばる、日持ちする、自炊しない人でも役立つ等の視点で選択しました
そのほかの気になる返礼品
コストコ会員カード
会員制スーパー「コストコ」の年会費(4840円)をふるさと納税によって実質2000円で獲得できる
ふるさと納税で入手できるコストコ会員証は当該自治体の店舗限定のものが多いものの、富山県射水市の場合は全国どの店舗でもで使える会員証が手に入るらしいです
サマータイムレンダ全巻セット
アニメ化もされた人気作品『サマータイムレンダ』の舞台は和歌山県。"聖地"にふるさと納税するとコミックス全13巻がもらえる
アニメ・漫画の舞台になった自治体の関連商品もあるのでファンの方にはオススメ
節税効果はどれくらいか
返礼品が一般販売されている時の価格をもとに節約効果を検証。
実質2000円で22100円相当の買い物ができました。内訳は以下のとおり。
米20kg……約5000円相当(ブレンド米で計算)
豚肉4kg……約4000円相当(豚切り落としで計算)
お茶1kg……約5000円相当
ティッシュペーパー60箱(12パック)……約4500円相当
トイレットペーパー48ロール(8パック)……約3600円相当
50000円ぶん購入したので楽天ポイント5%+モッピー1%=6%(3000ポイント)付与されるらしい(ポイント付与は後日)。2000円の自己負担額分を取り戻して黒字になりました。
まとめ
ふるさと納税をすると実質2000円で大量の買い物ができる
手順は
(1)寄付上限額の計算
(2)楽天ふるさと納税で返礼品の購入
(3)確定申告またはワンストップ特例制度の利用ふるさと納税は2022年12月31日まで、ワンストップ特例制度は2023年1月10日まで。今年から電子申請も可能に。
生活必需品を買うと家計にやさしい
ふるさと納税でオトクな生活を送りましょう!