突然の
その宣告は突然やってくる。
私が唯一ひとりで入れるラーメン屋さんが
来月で閉店するという。
醤油ラーメンも味噌ラーメンもなく(裏メニュー)
攻めたラーメンばかりのこの店。
豆乳のソイラーメンや黒胡麻たっぷりの黒胡麻タンタン。ガーリックトマトやヴィーガンラーメン。それぞれにファンがいる貴重なお店。
うちの喫茶店も含め
このご時世どのお店もしんどいと思う。
でもいつ行っても美味しいアレが食べれるお店が突然無くなったらどうする⁉︎一生懸命仕込みして提供してくれるアレが食べれんなったらどうする⁉︎
頑張る個人店をやっぱり応援して欲しいのよ。
幸いそのお店は場所を変えての移転を考えているので、遠くても私は通う。そうなったら。
いつでも行けると思うといつもは行かないけど
好きなお店には通うべき。
20年以上前にある作家の方がうちの店をエッセイで書いてくれた時、コーヒーのチェーン店が増えたけど昔からある喫茶店には感慨深いところがあり無くなって欲しくない。一杯のコーヒーでサポートできるのでするべきだ、というくだりがあって、心底ありがたいと思った。
街中のお店もどんどん減っている。
でも郊外の大手のお店ばかりになっては
やはり寂しくないか。もちろん個人店の努力は必要ではあるが。
先日の大雪で
山間部に住んでいるこの店主、迷ったけど積雪の中やって来て店を開けた。
「なんかもう、使命感なんですよね」と言っていた。私も同じ使命感でこの日も店を開けた。
「この雪の中わざわざ来てくれたお客さんをガッカリさせとうないもんね」で一致した意見。
誰も街を歩いていない。
でもわざわざ来てくれる人もいるかも。
そんな気持ちでの開店。同じ想いで商売しているこのお店が閉店は本当に寂しい。微力ながらもっと通えばよかったと後悔する。
よし。日曜日のお昼は行こう‼︎
月曜日も行こう‼︎行ける時は全て行こう‼︎
丁寧で美味しいあの味を忘れないためにそして微力ではあるが今までの感謝に。
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