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三島ぶらり

前回書いたような事情で、静岡県の三島市に行ってきました。これまであまりご縁のなかった土地ですので、いろいろ興味深いものがありそうでしたが、残念なことに時間がなかったので、今回はちょい見だけでしたが。

まずは会場の三島市民文化会館のすぐ前にあった、これ。

私は古墳好きなので、ちょっと盛り上がった場所があると、すわ高塚古墳かとざわめくのですが、あいにくこれは古墳ではありませんでした。大自然の産物なのです。その正体は、ちゃんと説明板が教えてくれました。

これは、かつて富士山から流れ出た熔岩流が、その末端で盛り上がったもので、「熔岩塚」というものなのです。いや大自然のパワーってすごいものですね。

それよりも驚きなのは、こんな大きなシロモノが、こんな町のど真ん中で、破壊されることもなく、ちゃんと保存されていることですね。

熔岩塚のすぐ近くには、楽寿園なる庭園があるのですが、その入り口には、こんな碑がたっています。

この天然記念物も、熔岩流の痕跡だそうです。そう、三島って町は、富士山の熔岩流のひとつ、三島熔岩流の上にできているんです。富士山の伏流水が湧き水として出ているので、町ができたんですかね。残念ながら、この日は時間が遅くて楽寿園は閉園していたので、現物は拝見できなかったのですが。

その楽寿園の入り口には、こんなものが。

ある年代から上の人には懐かしい、丸型ポスト。私が子供のころにはまだこれが主流だったなぁ。いまでもけっこう残っているんでしょうか。ちなみにこのポストは「三島市が保存しているのものなので使えません」という注意書きがありました。でも間違って手紙を投函する人がいそうですがね。

JRの三島駅前はこんな風景。

失礼ながら、いかにも地方都市といった風情ですな。じつは駅の向こう側には、わが母校であるN大学のキャンパスがあったりします(私は通っていない学部です)

三島の名誉のためにいえば、三島市の中心部はここではなく、ちょっと離れた場所だそうです。町の中心部は別にあって、駅はやや郊外にあるわけです。いやそれも地方都市の特徴のひとつですが。

駅まわりの商店街も、地方都市風情で、昭和の香りがプンプンします。これはこれで、いいものですね。

今回いちばん印象に残ったのが、こちら。駅と楽寿園の間にありました。

店名だけ見ると電気屋さんかと思いますが「家禽部」とあります。これじつは、今ふうにいえばペットショップなのです。ううむ、いったいいつからここにあるのだろうか。わが家のワン公に土産でもと思いましたが、時間がなかったので物色できなかったのが残念でした。

ぶらついたのは、ほんの数十分。この次は(その機会があればですが)もうちょっといろいろ見て歩きたいものです。

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