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ダブリンぶらり(4) ダブリン城へ行こう!せーの…

歴史が古いアイルランドだけに、もっといろいろ見るものがありそうだな……そう思っていたら、「ダブリン城」なるものを発見しました。そうか、ダブリンにもお城があるのか。地図で見ると、ホテルからもワールドコン会場からも行きやすい(というかダブリンの町はそう広くないので動き回るには便利なのです)

これは行かねばなるまいということで、さっそく。

街中に、いきなり入り口があります。そうか、ここが大手門か。くいちがい虎口も掘り切りも石垣も土橋もないけど(笑)

大手門をくぐると、そこは石だたみの広場。周囲を建物が囲んでいます。

あれれ、なんか私が抱いていた「お城」のイメージと違うぞ。なんか、城塞というより宮殿じゃないか。

じつはこのダブリン城、イングランドによる植民地支配時代に、総督府がおかれていた建物。ああそうか、イギリス統治時代の香港のセントラルにあった、あれか。

ということで、お城拝見というよりは宮殿見学。ちなみに城内見学は有料です。

たださすがは大英帝国の総督府、なかなか見ごたえのあるものです。内装なんて、華美の一言。

ダブリン城は、現在はアイルランド政府の持ち物で、ここでさまざまな公式行事が行なわれます。なかでも重要なのが、アイルランド共和国大統領の就任式。その舞台となる大広間に置いてあったのが、こちら。

これが、アイルランド共和国大統領の座です。意外に簡素なものですね。もちろん、われわれ凡人(そのうえ異邦人)が座ることはできません。

城内を一周したところで、今度は庭園を見学に。先ほどの中庭から回りこめるそうです。で、歩いて宮殿の横を回りこむと、そこには……

どーん。おお、これこそがお城ですよ、これこそが。

そう、チェスの駒のルーク(城塞)を思わせるこの塔こそが、西洋式の「お城」のイメージじゃないですか。やっぱり、こうじゃなくっちゃ。

左側にくっついているのは、教会だか礼拝堂だかです。

この塔、レコードタワーとかいう名前がついていますが、このダブリン城で、もっとも建造年代の古いものだそうです。1226年完成だとか。とすると、日本に現存する城郭のほとんどよりも古い計算ですね。へえ。

嬉しくて、あちこちから撮っちゃいました。

それにしても、遺跡めぐりツアーで見たラウンドタワーといい、この塔といい、西洋人は石積みだけでよくこんな高いものを作るもんですねえ。そのうえ900年近くを経過した今でも、ちゃんと崩れずに残っているんだから、大した技術です。まあ地震とかないせいもあるんでしょうが。

塔の前をとおりすぎると、小さな門から庭園に入れます。

みごとな芝生広場。まるで広大なドッグランかサッカーグラウンドですね(笑) でもこんなサインが。

ダメなんかい!(ワン公いたけど)

そこここに、歴史を感じさせる、なかなかの名城でした。

そしてお城のギフトショップ前にいたこいつも、西洋式のお城には欠かせませんね。

ということで、あなたもお近くへお越しの節は、ぜひともダブリン城を訪ねましょう。では最後にひとこと……せーの、キャッスル!キャッスル!


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