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映画つれづれ 2

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映画のウンチク、余分な知識、世間に影響のない考察などを引き続き(笑)古い映画の話がほとんどです。
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2016年6月の記事一覧

あこがれのナイトクラブ

先日、テレビの番組で赤羽にあるキャバレー「ハリウッド」が紹介されていた。昭和の香りが残る店内の様子を見て、行ったこともないくせに、妙に懐かしい気がした。

私がまだ少年だったころ、キャバレーというのはどこにでもよくあるものだった。どーんと店名が書かれた電飾看板は、ちょっとした繁華街には必ずあった。当時私が住んでいた高円寺界隈にもキャバレーがあって、夕方を過ぎるとハッピを着た兄ちゃんたちが盛んに呼び

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海の底には……

前にも書きましたが、私は泳ぎが苦手です。なので、背の立たない海の上ってのは、地球上でもっとも近寄りたくない場所であります。まあ地球上の大部分がこれなんですが。

で、さらにその奥深くっていうのは、もうまったく行く気すら起きない場所。たとえばダイオウイカを探したり、沈んだお宝を求めたりといった、深海探査を自分でする気はまったくないですね。

自分では行かないけれど、他人がそういうのやってるのを「見る

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未発売映画劇場「五十福星」

サモ・ハン、ユン・ピョウ、ジャッキー・チェンのゴールデントリオの人気シリーズとされる「五福星」「大福星」「七福星」の「福星シリーズ」が、じつはそうではなくて、サモ・ハンが製作したお笑い5人組によるユルいコメディシリーズであることは「ジャッキー・チェンと勝負する」でも再三ふれてきました。

その後ジャッキーとユン・ピョウが抜けた「十福星」、さらにサモ・ハンまでが抜けちまった「十五福星」もご紹介しまし

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恐怖のキノコ

人間、生きている限りは勉強だなぁと痛感したのは、数年前のこと。息子を連れて科学博物館を訪ね、「生物の分類」の展示を見たときのこと。

私が学生のころに理科や生物の授業で習った分類では、まずざっくりと「生物は動物界と植物界に分かれる」 はい、リンネの二界説ですね。

ところが、今は八界説まであるんですね。

いやぁ、私の知らないうちに、そんなに謎の生物が発見されていたのか……いや、そうじゃないって。

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007/ジェイムズ・ボンドは10年もつ

007シリーズの新作「Bond 25」の監督に、スウェーデン出身の女性監督スサンネ・ビアが候補になっているという報道があった。もし実現したら、シリーズ初の女性監督である。かつて「男の子映画」の典型だった007シリーズも、ずいぶん変わったもんだ。

また、ここまで4作でジェイムズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグが降板し、新たなボンド役を探してもいるらしい。「マイティ・ソー」でロキを演じているト

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500円映画劇場「ジュラシック・プレデター」

500円映画劇場「ジュラシック・プレデター」

前回は「エアポート一族」でしたが、今回はそれに劣らぬ大勢力の「ジュラシック一族」の登場であります。

1993年の「ジュラシック・パーク」に端を発したこの一族、昨年の「ジュラシック・ワールド」まで本家本元も4作あるわけですが、その後の「勝手にジュラシック」な面々を加えると合計で30本ほどもあります。なかなかの大勢力ですな。

ということで、今回の映画は「ジュラシック・プレデター」

はい500円映

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