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会社員時代も、主婦業に勤んだ時期も、人生のすべての経験がライターとしての糧になっていく

こんにちは、hitch+編集部です。
hitch+クリエイターさんの仕事内容や弊社との取り組みを紹介するプロジェクト「Creator Story」

第2回は金融知識やボランティア取材の経験を活かして、ライターとしてのキャリアを丁寧に積み上げている女性ライターに仕事に対する姿勢や弊社の印象をインタビューしました。

専業主婦を経て、ライターとしてのキャリアをスタート

――編集部:ライターの仕事をするに至った経緯を教えてください。

とある地方銀行に勤めた後、専業主婦として家事や育児に奔走していました。子育ても一段落し、「これから、私には何ができるのだろう」と考え始めた時、思い浮かんだのが子育て情報誌の幼稚園特集の制作に携わりインタビュー取材と執筆したことと、街のイベントでボランティアライターとして取材から執筆、ホームページへの掲載まで担当したことだったんです。それぞれとてもやりがいのある経験でしたので、ライターとして何かできることがあるかもしれないと考えるようになりました。

そこからライターとしてキャリアをスタートし、現在は、金融系情報サイトの記事執筆を中心に活動しています。執筆だけではなくどのようなキーワードを用いて記事を作っていくかの企画立案も担っており、トレンドのリサーチやアイデア出しに考えを巡らす毎日です。

実際にいろいろな仕事をしていくと、銀行に勤務した際に身につけた知識がとても役立つことにも気がつきました。銀行では主に預金や国内為替、公金関係などお金にまつわるさまざまな事務処理を担当しており、そこで得た知識は色褪せることなく、金融系のどのようなテーマのライティングにも応用できます。

ライターは「書く」という経験が最も必要だと思っていたので、これは自分でも驚いた点でした。ライティングの依頼は増えましたが、私の原点とも言えるイベントのボランティアライターは今でも続けています。今後は仕事としてインタビューや取材に挑戦してみたいなと思っています。

――編集部:家事とライティングを両立するために、工夫していることはありますか?

抱えている仕事や時期によってばらつきはありますが、今は1日平均5時間ほどライティングしています。朝は起きるのが苦手な方なので、ゆっくり目覚めて午前中に家事を済ませてから、午後から夜にかけて仕事するスタイルです。専業主婦の時代は、掃除や料理を毎日きちんと進めていました。今は家事と書くことを両立しなければなりませんから、上手に手抜きしています。お掃除ロボットもしっかり働いてくれていますから楽になりました。(笑)家族も次第に家事などを協力してくれるようになり、ライターとして働きやすい環境を得られていることに感謝しています。

正確さをとことん追求。すべては読者に正しい情報を伝えるため

――編集部:仕事に対するこだわりや、取り組んでいることは何ですか?

ライティングの依頼は、内容や企画書に納得できるものだけを受けるようにしています。当たり前かもしれませんが間違った情報を与えてしまいそうな題材やオリジナリティのないものは執筆したくないですし、読者に正しい情報を届けることがライターの責務だと考えています。ただ、金融系の中でも暗号資産(仮想通貨)やFXといった投資関係についてはあまり得意ではないのでお話をいただいても断ることが多いですね。

そしてお引き受けした案件はどこまでも正確に書けるように、まずはとことん情報収集します。e-Stat(政府統計の総合窓口)といった一次情報が得られるところは必ず目を通しますし、必要に応じて電話で問い合わせするなど身体を動かして情報を取りにいくのです。この過程にかなり時間をかけていますね。執筆する段階では、読者が一読するだけで言いたいことがつかめるように言葉の選び方にもこだわっています。

自分で声に出して読んでみて、引っかかりがないか確かめるのもこだわりの1つです。正確さや表現方法を追求することで文章を書くスピードが落ちてしまうのがたまに難点ですが、やはり良い記事に仕上げるためにはどの過程も大事ですし、決して怠りたくないのです。

ファングリーの仕事が新たな挑戦をするきっかけに

――編集部:これまでファングリーでどのような案件に携わりましたか?仕事していく中で感じたことや要望も含めてお聞かせください。

ファングリーを知ったのはTwitterでした。ライター募集のつぶやきに興味を持ちコンタクトを取ったのがはじまりで、それから不定期でライティングの仕事をいただいています。3年以上も前になりますが、初めて受けた案件はインフルエンサー目線で商品の長所・短所を記すレビュー記事でした。これまでの金融系とは異なりやわらかい表現や自分の色を出さない文章づくりをしなければならず、大変苦労したのを覚えています。しかしファングリーの担当者がキャラクターをふまえた執筆の仕方や、活用できる表現方法などを助言してくださり、しっかりとやり遂げることができました。

そのほか、教育関係を取り扱う企業のランディングページの執筆や、例えば防カビ対策がテーマといった主婦の経験が活かせる記事も担当しています。どの案件も、何を書くべきかの着地点が企画書の段階からしっかりと示されており、また情報の正確さにもこだわっていらっしゃるので依頼から納品までスムーズに進められると感じています。

ライター業を始めてから、いくつかの企業とやり取りしてきましたが、企画や構成をもっとも詳しく指示してくださるのはファングリーです。唯一、仕事の依頼が突発的であるゆえに、スケジュールが合わないことがあるのが残念です。ただライティングの仕事は予定調和に進むものではないですし、エンドクライアントが関わってくることなのである程度は仕方ないかなと思いますが。

もっと読者に信用されるライターになりたい

――今後の目標や、目指すライター像はありますか?

ファングリーから引き受けている商品紹介ライティングは、今後もっとより良いものを書けるように研究を重ねたいと感じています。商品をアピールしたいからと言って押し付けがましい内容だと読者は離れてしまうものですし、だからといって淡白な文章だと伝えたいことは届きませんよね。「読む人の心に刺さるバランスの取れた文章とは?」を今後も追求していくつもりです。

また現在、ファイナンシャルプランナー(FP)の2級の取得を目指して勉強しているところです。3級は持っていますが、スキルアップすればより専門的な案件も手がけられますし、肩書きがあることで読者からの信用度も増すでしょう。知識と肩書きの両輪をもって、読者から信頼されるライターでいられたら幸せですね。そして磨いたスキルや知識は、ファングリーとの仕事で存分に発揮していきたいと思います。

-CREATOR-

大岩楓
専業ライター。地方銀行に勤めていた経験や知識を活かし、完全在宅で金融系の記事の企画・執筆を担う。目下、ファイナンシャルプランナー(FP)2級取得を目指し勉強中。

担当者からヒトコト

大岩さんは自分よりも年齢が上であり、社会人経験も人生経験も豊富な大先輩にあたります。それにもかかわらず、自分に対しての礼儀正しく、丁寧な対応には感銘を受けました。ライターであれば文章が上手なことが求められますが、それ以前の人としての立ち居振る舞いの仕方を学ばせていただいたと思っています。本文中にもあった突発的な依頼にもしっかりプロとしての対応をしてくれますし、自らリサーチしてエビデンスのある情報を発信することを心がけていただいています。納期も当然のように守っていただけますし、これぞ「成熟した大人のライター」と自信を持って他の編集者やディレクターにオススメさせていただきたいパートナーさんです。以前の歯のメディアの際のように詳細なフィードバックができておらず申し訳ございませんが、今後も引き続き仕事の依頼をご相談させていただければと考えております。(石川)

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