バイクフィッティングの考え方、数値化できないライディングポジション
菊池仁志は、現在の計測機器で計測できるデータは、物事のほんの一部分の値でしかないというお話をよくします。このデータを、目安としてうまく利用すれば活用できます。しかし、データだけにとらわれてしまうと、データ化(数値化)できない要素を見落としてしまいます。
先日、ポジションの話をしていて、データ理論に頼りすぎることの危うさは、バイクのポジショニングにも言えることだなぁ、と、ふと思いました。今回は、そのことについて、バイクフィッティングと操作性の観点からお話してみたいと思います。