【顧問インタビュー】ビジネス×テクノロジーの知見で新規技術活用をサポートしている上田さんに聞いてみた
ハイタレントは「優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する」というミッションのもと、ビジネスを加速させる戦略コンサル人材データベース「HiTalent(ハイタレント)」を運営しております。
今回はAI領域の知見がありビジネスからテクノロジーまで広い守備範囲を持つ上田さんに、これまでのご経験・新規技術のトレンド・ハイタレントの活用についてインタビューしました!(2023年8月)
ーこれまでの経歴について簡単に教えてください!
2014年に東京大学の電気電子工学科を卒業し、その後2016年に工学系研究科 松尾研究室の修士課程を卒業しました。新卒で経営コンサルや自己資金投資を行うYCP Japanに新卒第1号で入社し、買収した飲食企業の経営とマネジメントを経験しました。周りは社会人経験のある優秀な中途社員が多く、スキルセットやマインドセットをかなり高めることができました。
その後、フリーコンサルタントとして活動し2021年に松尾研究所に参画しました。現在は松尾研究所の経営企画を担当しています。
―現在の仕事内容について教えてください!
AI領域の知見と経営コンサルタントとしてビジネスの現場に従事した経験を活かし、技術と社会の橋渡しをしています。新規事業になり得る技術をどのように社会実装していくかの策定や、社内事業の改善が主な業務内容です。企業に対して新規技術に対する本質的な理解を深め、その上で企業が何をするべきか策定を行い、どのように進めていくか戦略を練るという3フェーズを経て実装しています。
ー現在の新規技術のトレンドを教えてください!
ビジネスにすぐ活用できるテクノロジーでいうと、生成AIの領域が大きなトレンドです。これまで知能を持った人間にしかできなかったことを、機械半導体でできたAIがある程度できるようになりました。機械なのでコピーできますし、電力を与えれば動き続けるのでかなり大きな変革になると思います。収益構造自体を変えるポテンシャルを持つ生成AIは今後インターネットのように普及する事が予想されますし、将来的にうまく活用できる企業とできない企業とで大きな差が生まれるからこそ非常に話題になっています。
―新規技術を社会実装していくうえで大切なことは何ですか?
技術を本質的に理解することが大切です。技術を実際に使ってみないと何ができて何ができないのかを把握できません。技術への理解がなされないまま改善されず過小評価されることがあります。新規技術は改善を繰り返して社会に適応するものです。そのようにして今までも様々な産業が栄えてきました。
今話題のChatGPTのような大規模言語モデルは簡単に手に触れることができますし、表層的な知識のみで判断せず実際に使い勉強していただくと社会全体に新しい技術が入っていくかと思います。
ーAI(特に大規模言語モデル)が到来しどのような人材が必要になると思いますか?
適切な範囲で逸脱できる人材が社会や会社に対して強く貢献できると思いますね。社内育成や評価といった人事領域は人が人を評価するのでハレーションもあったと思います。しかし、人事領域をAIが上手くマネージすることで今までにない発想や少し尖った考えができる人が活躍出来るようになります。
これまで、そういった役割は創業者や役員が会社をどう発展させるのかという観点で求められる能力でした。しかし、今までの考え方や作業はAIに代替できるようになったので個性を出し適切に逸脱する事が全ての人に求められると思います。
ーハイタレントに所属しているようなトップフリーランスを活用する意義は何ですか?
最新の知見を持ったフィットする人材を素早く活用できることです。AI領域にしても技術にしても本当に移り変わりが激しいです。そういった領域が非常に重要になると、社内で育てるのは手間も時間もかかります。半年かけて採用し教育している間にも、オペレーションは何回も回っています。時間を買うという意味でもトップフリーランスを活用することは費用対効果が高いですね。
ー最後にハイタレントの活用を検討している企業に一言お願いします!
ハイタレントに所属しているフリーランスはバイネームで仕事を取れるような優秀な人が厳選されています。また、依頼内容に対して最も適切な人材をハイタレント側が選びマッチングを行いますので、ぜひ発注いただくのが良いと思います。
ーありがとうございました!