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パンの値段の付け方

さぁ昨日、今日で機材がドカッと入りました!

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生憎の雨でしたが、こんなデカいトラックで来て……

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1番デカいオーブンですね。横幅2メートル位あります。

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所定の場所に降ろして……

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テンション上がります、一気に厨房らしく、そして一気に狭くなりましたw

もう秒読み段階に入って来ますが材料の見積もりも貰ってパンの売値を決めなきゃいけません。

まだ試作もしてないのでレシピも確定ではないですが原価を出さないと値段が決められません。

……で値段を出すんですが難しいんですよね。
例えばバゲットを売るとしましょう。

飲食店の原価の相場は大体30%〜35%位でしょうか。
100円のパンの原価は30円ですね。
しかしパンによって材料が高い物もあれば原価が安い物もあり、25%の物もあれば40%の物もあり、トータルで30%台前半になれば優秀な方じゃないでしょうか。
それでも人件費や固定費などで利益は20%前後になっちゃいますけどね。

売値の表記も税込みか税抜きかで印象変わってきて、100円のパンも税込みだと110円になるし、280円のぱんも306円になります。
面白い所ではあるんですけど、パン屋の値段の付け方で10円、20円の違いで売れ方全然違うんですよ。180円と200円で20円の差だけでも桁が変わると反応も変わってきます。

200円で10個売れるのと180円で15個売れるので違いが出れば、総売上、利益率、生産能力、持続力、トータルで見てどちらがいいか判断しなきゃ行けなくて。
その上値段はホイホイ変えれないので始めに決める時はかなり悩みます。

大体一個原価計算しても決める時間もかかるし、仕込みや焼きで失敗すると1回で数千円ロスするし、計画通りに行かないもんなので何円単位で出す人は少ないかも。1ヶ月トータルで収まってればって考える人が多数だと思います。

時間かけて完璧な計算してスタッフがミスした日にゃ……。
そりゃ怒鳴りたくもなると思います……。

そこでグッと堪えて静かに叱ってくれて次も挑戦させてくれる……聖人君子か?って思っちゃいますよね。

ここをスタッフが理解してるかしてないかで仕事に対する意識も変わってくると思います。
水も経費、ラップも経費、パンの手粉も経費。
昔の自分に教えてやりたい(笑)

でも意識しすぎると息が詰まっちゃうのであくまで頭で理解して気をつける位でいいと思います。
何よりちゃんとした生産者さんから材料頂いてたら無駄に使わないと思いますしね。

数が売れるようになれば仕入れも増えてケースで大きく仕入れると安くなるスケールメリットもあるので大手なんかはそれが顕著に出来ますよね、個人店では例えば月○○円以上頼んで貰わないと配送出来ませんとかもあるんです。
業者さんもボランティアじゃないですからね。

パンの値段を決めるのもこんなシビアな面があるよ、というお話でした。

クラウドファンディングも進んでいます!
文章やリターンの手直しもしながら12月に入ってパンの写真を撮って、中頃位からスタート出来たらいいなぁ…って感じです!

色んなコースあるのでスタートしたら是非覗いてみて下さい!


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