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乳酸怪獣 ヨグルトース(小美玉市)


乳酸怪獣ニュウサンカイジュウ   ヨグルトース
身長:49メートル
体重:14万8000トン
生息地:小美玉市
必殺技:プレーンバスター、液状化攻撃
弱点:水分を抜かれると小さくなる
登場回:特別編「這いよれヨグル子さん」

生乳の生産量県内一を誇り、ヨーグルトやアイスクリームなどの乳製品の生産も盛んな酪農の街・小美玉市。その小美玉市の、市民や観光客の交流の場である道の駅そ・ら・らの上空に、突如ヨーグルトのような巨大な白い雲が出現。何事かと人々が見ていると、やがてその雲は形を変え、まるでヨーグルトのような白い不定形の巨体を持つ怪獣となって実体化し、街を攻撃し始めた。航空自衛隊百里基地から戦闘機部隊が出動するが、自在に液状化し攻撃を無力化する不定形ボディに加え、時空や空間を超えてあらゆる場所に存在できる怪獣ヨグルトースの特殊能力の前に手も足も出ない。
近年の飼料の価格高騰や後継者不足などにより、日本の酪農は危機的状況にあった。小美玉市も決して他人事ではない。酪農界の危機を打破するため、知恵を授かろうととある酪農家が禁断の秘術を用いて"外なる神"を召喚しようとしたが、廃業を余儀なくされた酪農農家たちやフードロスで廃棄された生乳の怨念を取り込み、暴走状態となってしまったのだ。打つ手なしかと思われたが、小美玉市の酪農農家が集結して知恵を出し合い、「ヨーグルトは水分を抜けば縮む」という酪農家ならではの結論に至り、県内全域にチェーン店を持つとあるコーヒー店の協力の元、巨大コーヒーフィルターを使い怪獣から水分を抜き取る事に成功する。すっかり小さくなって大人しくなった怪獣ヨグルトースは、酪農家たちと協力して小美玉市から酪農の重要性を訴えている。

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