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【場づくりプロジェクト】視察に行ってきました!

こんにちは!ひたち若者かがやき会議です。今年度は各種プロジェクトの推進のために、同じような/先進的な取り組みをされている他組織を視察に行くことが検討されていました。7月末に<若者会議全体の運営について><若者の場づくり>をさらに深く考えるべく、東京都多摩市の若者会議の皆さんと、埼玉県草加市にあるシェアアトリエ『アトリエつなぐば』さんに視察に伺うことができたので、その内容をレポートします♪

当日はマイクロバスで移動♪遠足気分のコアメンバー!

視察場所①多摩市若者会議

2017年に多摩市の募集でスタートした若者会議。多摩市を若者・子育て世代にとって魅力的な街にする為、アイデア創出にとどまらず、自分達で企画立案・実践もしています。全国に30ほど(ひたち若者かがやき会議調べ)の若者会議の中でも多摩市は先駆けて若者会議を設立し、官民協働の架け橋となっています。各種SNS:ホームページ / Twitter / Instagram

今回は若者会議のアイデアから生まれたカフェ機能を持った街づくり拠点<未知カフェ>でこれまでの取り組みについてお話を伺いました。

未知カフェとは…
2017年度の多摩市若者会議のアイデアから生まれたカフェ機能を持った街づくり拠点。整備にあたっては税金に頼らずクラウドファンディングで資金調達、地域の工務店の指導の下、可能な限りDIYで内装工事を実施。2019年4月より毎週金・土曜夜にカフェ営業をしている他、若者会議の活動やイベントの拠点として活用中。

霧雨の日立市とは違って、快晴の多摩市!海風のない坂道が新鮮でした✨
「秘密基地」のような雰囲気が特徴で、たくさんのアイデアが生まれるイメージが湧きました!
夏野菜がゴロゴロ入ったカレー、美味しかったです。

【多摩市若者会議から学んだこと】

  • ゆるく活動し続けながらみんなが参加しやすい形をとっている(参加者の関わりしろを増やす)

    1.  ひたち若者かがやき会議における、今後の人員増のための仕組みづくりに活かせるのではないか。

  • 手を挙げるだけではダメ、手を挙げて「やってくれる」ところまでコミットしてくれる人がいないと。

  • 多摩市在住以外のメンバーが7割だった初期。継続的なつながりの仕掛けが功を奏し、「若者会議」を目的に多摩市に関わってくれるという関係人口が発生している。

  • 多摩市の地域性が追い風に?多摩ニュータウン=「よそ者の集合体」だから”みんながみんなに優しい”。

  • 未知カフェは社会人に人気の一方で学生が入りづらいという現状がある

    1.  どれだけ組織として完成されてても、施設的には全員を広くあまねく集めるものを作るのは難しい。

    2.  なので、ターゲティング(誰に関わってもらう施設にするか)、選択と集中が必要。

現在は合同会社となり多摩市から「まちづくり事業」を受託している多摩市若者会議は、行政からの信頼も十分で、何かチャレンジしたい若者の受け皿にもなっている、正に私たちの理想郷のような組織でした!

視察場所②シェアアトリエつなぐば

埼玉県草加市の住宅街にあるリノベーションされた2階建てアパートに、「仕事につながる・母親とつながる・地域とつながる」のコンセプトのもと、子連れで働けるアトリエやカフェなど、さまざまな機能をもつユニークな場づくりをしています。各種SNS:ホームページ / Instagram

住宅街を抜けると突然視界に現れる雰囲気の良いアパートが!
1Fカフェスペースの真ん中にあるキッズスペース。「みんなで見守れる子育ての場」になっています(「子育てやりましょう!」と押し付けないような店内のつくりになっているのが特徴。自分のことをやりながら・会話しながら・それとなく子どもが視界に入るつくり)。
家守の松村さんはこれまでたくさんのチャレンジや協働の様子を見てきた上で、「”○○さんを応援したくてやっているんだよ~” というスタンスでは長続きしない。方向性の違いがあった時に“やらされ感”を感じてしまう。結局みんな“やりたいこと“をやっているのがうまくいく」と教えてくれました。

また、つなぐばのすぐそばにある、地域のリビングのような機能を持つ書庫『さいかちどブンコ』にもお伺いしました。つなぐばで共に活動している仲間や建物の大家さんと「共同の私設図書館を作ろう!」という話が盛り上がり、このプロジェクトを立ち上がったそうです。各種SNS:ホームページ / Instagram

【シェアアトリエつなぐば・さいかちどブンコから学んだこと】

  • ベッドタウンならではの企画=日中は女性が残っている。家事や育児以外に何かチャレンジしたい、上手に時間を使いたい。

  • 場があるからこそ起こる化学反応。いい人はいい人を連れてきてくれる。

  • 基本は各人がやりたいことをやっているけれど、それとなく“隣の島のやっていることが目に入る“状態をつくっている。

  • 場は”家屋”に留まらないのでは?「空き店舗」「空き家」という固定概念に縛られて考えていたが、さいかちどブンコの雰囲気のような倉庫や工場?なども場にしてしまうのも面白いのではないか。

視察で成功事例を見たことで、「場」が地域のにぎわいとつながりを生み出すことができることを実感できました。
オンライン等での場も大切ですが、リアルに人と出会うことで化学反応が生まれることに気づいた視察でした。場があることで、自分たちの活動を可視化するとともに、活動の幅を広げることができるイメージが湧きました!

ひたち若者かがやき会議の場づくりも本格的にスタート!

今回の視察メンバーが中心となって、「若者の場づくり議論」もより進んできています。10月より、私たちの活動の支援の一環として日立市女性センター『らぽーるひたち』 さんが活動拠点として一室を提供してくれる運びとなりました(ありがとうございます!)

芝生をひいたり、通信環境を整えるところからスタートしました。

まずはここで私たちが楽しく・私たちらしく・活動できる居心地の良い場を創りながら、日立市内の空き物件を探し、場の発展を目指していきます!

場づくりプロジェクト進め方イメージ

引き続き、ひたち若者かがやき会議各種SNSのチェックをよろしくお願いいたします!

■ひたち若者かがやき会議SNS

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