高学歴の無駄づかい

どうも、高学歴低所得
スター宮☆みゆきです。

今回は日系大手企業解剖記事の二作目になります。
前回記事はこちら

本稿のねらい

本稿は高学歴の学生を新卒一括採用で大勢採用しておきながら、実際にはほとんど高学歴の社員を活かしきれていない日系大手企業を批判する記事ではありません。

代わりに、日系大手企業に就職した高学歴の方たちがどんな人なのか、その生態系を「女子高生の無駄づかい」というアニメのオマージュ風に分析する内容になっております。

TVアニメ「女子高生の無駄づかい」公式サイト

高学歴の定義

まず、本稿での高学歴の定義を明らかにしておきます。

本稿では主にMARCH以上の日系大手企業に採用される可能性がある人たちをざっくり高学歴と定義します。
ですので、社員の集合としては[旧帝国大学, 有名私立大学, 有名国公立大学]くらいに思っておいて頂ければ差し支えありません。
ちなみに、日系大手企業の定義はざっくり連結で従業員数が数万人いて、東証一部に上場していて、名前くらいなら誰でも知っている、そんな企業群と定義します。

キャラクター紹介

では、早速日系大手企業にいがちなキャラクターたちを紹介していきます。

バカ

MARCH卒で、行動力が謎に高い人。

テンションとバイタリティが無駄に高い人たちです。基本、営業系の部署に配属されがちです。謎に意識が高いことも多いのでノリとテンションでビジネス開発系の部署を志願する人もいますがロジックが足りていないということから結局ビジネス開発系の部署で営業をするということも少なくないです。

個人的にはバカというあだ名ではありますが、無能な真面目より有能なバカの方がよっぽど価値があると思っています。
「女子高生の無駄づかい」でもバカがいないと話が進まないように、実ビジネスでも有能でバカな営業の人がいないとそもそも商談が成立しなかったりします。なので、バカであることと無能であることは単純に相関しないというのが私の見解です。

ヲタ

理系院卒で、だいたいソシャゲやってる人。

「女子高生の無駄づかい」では日夜BLのことを考えて自らも漫画家を志望するディープなオタク＝ヲタなのですが、残念ながら日系大手企業にはディープなオタクは私の観測範囲ではほとんどいないです。ライトなオタクが大半であり、だいたい理系院卒です。

ライトなオタクなのでオタクと言ってもときどきアニメを見て、ソシャゲを何本かやっている程度のオタクです。月に何回もイベントに行ったり、自分で同人活動をしたりするようなディープなオタクはいるにはいますがほとんどいないような気がします。

ロボ

理系院卒で、コミュ力が低い人。

また理系院卒か、と思われたかもしれませんが、ロボはヲタより理系院卒比率が高いです。ていうか、文系学部卒で無機質系天才少女がいれば逆に驚きですよね。

さて、ロボですがコミュ力は他の社員に比べて低いんですが学生時代から研究を真面目にやっている人です。開発系の部署を志願する人が多いです。バカとは対極的なキャラなので間違って営業系の部署に配属されたら死にます。

ロボは生きづらさを感じてる人が多く開発系の部署でも上司がパワハラ気味な人であった場合、精神を病んでしまう人も少なくないです。非常に残念ですが思い詰めてこの世から去ってしまわれた方もいます。大変もったいないことだと思います。

精神がもたなくなったら休みましょう。会社がすべてではないので。

ロリ

女子校出身で、寿退社して辞める人。

はじめに言っておきますが、ロリは絶滅危惧種です。

二十年前なら分かりますが、いまどき日系大手企業に就職して三年で結婚して寿退社して家庭に入る人はほぼいません。日系大手企業はだいたい福利厚生が良く、女性だけでなく男性の育児休暇も申請できるところが多いので、みんな結婚・出産してもだいたい復職します。

しかし、そんな中専業主婦になるという鋼の意志を持って出産後そのまま復職せず辞める人が極稀にいます。

ロリの結婚相手は同じ会社の人が多いです。というのも、日系大手企業というのは出会いの場という文脈で大変に優れているからです。日系大手企業に入る人は企業によってある程度優秀な人をスクリーニングされますので、自然に社内恋愛の相手も将来の年収の期待値が700万円以上の比較的優良物件ばかりということになります。ですので、女性の戦略としては下手にマッチングアプリに手を出すよりも最初から大手企業に入ってそこで優秀な人材を見つける方が、成功する確率が高い投資であると言えますね。

また、ロリ型の人はだいたい家庭環境がすこぶる良いです。中高はもちろん私立でお母さんも専業主婦、お父さんが自営業で成功してたり不動産を持ってたり、なんやかんやでとても生活環境が高いです。

幼少期から生活環境が高いので会社を辞めても苦労しないだろう。というか、人生で経済的な苦労を味わったことがないという人になります。

ただ、日本経済の低迷もありロリ型の人は年々減少しています。今では本来寿退社したかった人も専業主婦に現実味を感じず、共働きをするというケースがメジャーになってきています。

ヤマイ

高専卒で、パラメータがバグってる人。

この手の人、日系大手企業には生息していません。代わりに自社開発系スタートアップ企業とかに生息しています。

だいたい昼夜逆転していていつ寝てるのか不明です。日系大手企業に行くような人はパラメータが安定していて平均的なのですが（ジェネラリストとも言う）、ヤマイ型の人はその逆でパラメータが突出しています。能力のあるパラメータは非常に優秀ですが、それ以外のパラメータは絶望的という方が多いです。

集中しだしたらエナドリ飲んで四十時間以上平気で作業します。このタイプは就労する環境がとても大事になってくるので会社選びを間違えないようにしましょう。

マジメ

体育会系で、真面目な人。

体育会系の出身で飲み会には必ず出席します。飲み会の場でも体育会系で培われた飲みスキルによって場を盛り上げます。日系大手企業は入社年度が浅いうちは資格取得状況を指標にされるので、資格取得にも余念がないです。毎月何かの資格を受験する資格マニアの方もいます。

基本的に真面目で情にも熱いので会社を辞めたり、副業を始めたりする人はそんなにいません。

世渡りが非常に上手く出世の有望株になるのもマジメです。

コアクマ

マッチングアプリで、消耗してる人。

上記のキャラデザとは違いコアクマは見た目は清楚系です。飲み会でも距離がめっちゃ近いです。異性の友達が多く、同性の友達は数えるくらいしかいません。

毎週末マッチングアプリで様々な異性とデートしては惚れた腫れたの話を繰り返します。最近はコロナなので頻度は減ってるかもしれませんけどね。デート回数や歴代恋人数という数字は着実に上がっていきますが、一方でその多くの人とは半年も続かずに破局していることが多いです。

日系大手企業の恋愛模様は大きく二つあり、一つは三年で社内恋愛を成就させて同じ会社の人（あるいは付き合いが長い人）と結婚するパターン、もう一方は社内で良い人が見つからずマッチングアプリを駆使するも婚期を逃すパターンです。

三年で結婚するロリとは対極的でコアクマは少なくとも三十路くらいまでは恋愛経験だけを積み重ねて結婚できない人が多いですが、中には本命の相手と二十代のうちに結婚できる人も少なからずいます。

Pairsとかで「○○大学」で検索すると引っかかるかもしれませんね。

ワセダ

早慶卒で、三年で転職する人。

早慶卒とは限りませんが情報網が広く意識が高い人です。日系大手企業の裁量権の無さに辟易し、OBの人脈が手厚いのですぐに他のスタートアップ企業やコンサル会社等に転職していきます。

マジメとは対極的で社内でしか通用しない社内政治に気を遣うよりも、社外で通用するようなスキル・市場価値の向上に関心があります。なので、早期に副業に着手したりYoutubeやSNSでマーケティング・セルフブランディングをしていたりします。

おわりに

以上で終わりとなります。

今回は日系大手企業にいる人たちを分類していきました。日系大手企業にいる人は共感される部分があるんじゃないでしょうか？

ちなみに、私はヲタとヤマイを掛けて平方根を取ったような人間です🤓🤕