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『ビジネスで使ってみたい英語!: The elephant in the room(触れちゃいけない話題)』

みんな気がついているのだけど、話すのがはばかられるコト。

なになに、何の話?

・・・って、いやいや、それを言うのはちょっとね・・・微妙で・・・。

って、ヤツ。それが「部屋の中のゾウ」という英語表現です。

The elephant in the room:  If you say there is an elephant in the room, you mean that there is an obvious problem or difficult situation that people do not want to talk about.

政治的に正しくなかったり、人の面子を潰すようなことだったり、誰もはっきり言えないので部屋に流れる微妙な空気・・・誰でも経験があるんじゃないかしら?

例えば
「部門の成果が上がってないじゃないか。みんなやる気ないんじゃないのかっ!?」と会議で叫ぶ部長。それを聞いた部下全員が「そりゃー、部長のお前が人のやる気をそぐことばっかするからだろっ(怒)」と思う。思うが、誰も部長にはっきりと言うことができない・・・。

あるいは、

「最近、なぜか太っちゃったのよね・・・」とつぶやく奥様に「そんだけ毎日家に閉じこもって、お菓子ばっかり食ってりゃ太るだろ!」と思うが、口にするならば血祭りに挙げられるので黙っている夫君。

というような状況ですね。

で、なんでゾウ?
部屋にゾウがいたら、そりゃ気がつかないわけがない、ぐらい大きな生き物だから!つまり、誰にとっても明白なコトってわけです。(でも言えないのよね。あれ、私の周囲にもいるわ・・・1頭、2頭、3頭・・・)


さて、部屋の中にいるゾウにどう対処するか?という記事が雑誌Inc.にありましたので載せますね。Inc.は企業経営者(主に中小企業)向けの月刊誌です。

1. Verify that it's real.  本当に問題があるのかどうか、確認する。
2. Acknowledge its presence. 問題の性質を明確に定義する。
3. Consider the timing.  対応するタイミングを考える。
4. Make a plan. 何をどんなふうに話すか、どんな反応がかえってくるかを予想し、計画をたてる。
5. Get to the heart of the matter. 問題の核心をはっきり伝える。
6. Be mindful of emotions. 関連者の感情を考慮する。
7. Make room for communication. 自由に意見を言ってもらえるように配慮する。

婉曲表現を好む日本人よりアメリカ人のほうがはっきりした話し方をするとは思いますが、言いにくいことがあるのはどの文化も同じ、そして上位のヒエラルキーを持つ相手に対しては、やはり言葉を慎重に選ぶものですね。

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