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私のLinkedIn活用法は『ペッパーミル』です。

2023WBCでも一躍有名になった、アレ。
ごりごりと、胡椒を挽くやつ。

本記事は、LinkedIn News編集部(日本)
お題に乗っかって、
私が勝手に「リンクトイン活用法」について
書いたものです。

胡椒は、大航海時代の原動力にもなったほど
ヨーロッパの人にとって切望されたものです。
英語では、ペッパー。

ペッパーの語源は「ヒハツ」だそうですね。

ヒハツとは、インドナガコショウとも呼ばれ、
インド原産の長いツル性の植物です。
その果実は、胡椒に似た風味を持っています。
サンスクリット語で「ピッパリ」と呼ばれ、
これがペッパーの語源になった、とのこと。

…胡椒に「似た」風味?

そうなんです。ヒハツ、ピッパリは、
胡椒、ペッパーでは「ない」。

しかし長らくヨーロッパでは、
「胡椒そのもの」だと思われていました。
1563年「インド香料薬草論」という本で
ガルシア・デ・オルタという人が改めるまで、
この間違いは続いていた、そうです。

「イヨクニ燃えるコロンブス」つまり
「1492年」がコロンブスの大西洋横断ですから、
まだその時には間違っていたんですね…。
(もっともコロンブスは大西洋の西の島や大陸を
「インド」と思い込んでいたと言われますから、
時には、間違いも世界史を動かすようです)

…このエピソード、どことなく、
「LinkedIn」「リンクトイン」なのに

全部小文字表記にされてしまうとか、
リンク「ド」インと呼ばれるとか、
日本上陸当初は使い方が誤解されていたとか、
そんなLinkedInに、似ていませんか?

さて、ここまでが前置きです。
本題に入っていきます。

胡椒、ペッパーは、そのままでは使いにくい。
使う時は「ペッパーミル」を使って、
ごりごりやることが多い。

私にとって、この胡椒を挽く、つまり
粉末状にして使いやすくする
、これこそが
リンクトインの使い方、活用法です。

リンクトイン上においては、
様々な投稿や学びがありますよね。
しかし、それは投稿者や運営元の
「取捨選択」と「加工」によって
使い手が使いやすいようになっている。

胡椒の実、そのままではないんです。

もちろん中には元の風味が強いような
「粗挽き」のものも、あります。
かと思えば、ごりごりごりごりされていて、
完全な「粉末」になっているものもある。

リンクトインユーザーは、
その様々な「ペッパー」を
自分の使いやすい形で、使える。


私には、その様子そのものが
「ペッパーミル」のように思える。
つまり「情報が加工できる」
「情報が挽ける」ツールだ、ということです。

他の誰かの情報を「使う」だけでなく、
私自身が「投稿する」時も、そうですよね。

ある情報、伝えたいこと、
私は、それを自分なりに「解釈」して
自分なりの表現で「加工」します。
ごりごりしているのです。

時には「引用」という形で
粗挽きの形で出します。
時には「オリジナル」の形で
思ったまま、そのまま、種状で出すことも。
時には「徹底的に加工」して
粉末にして書こう、とします。

そのような、書き手のミル具合が
千差万別に現われ、眼前で展開されている。

情報の加工の過程を推測する
このことこそがリンクトインの
醍醐味の一つであり、
私の活用法でもある、と思うのです。

匿名のSNS、言わば
厨房が見えない、料理人が見えない、
そういうSNSでは、ありません。
ここでは、ペッパーミルを
使う人がどんな人かが、よくわかります。
(人にもよりますけれど)

それがゆえに、

「この人は、情報をこのように挽くのか!」
「なるほど、こんな挽き方もあるんだ…!」

元の情報と、加工された情報と、投稿者。
それらに対する視点の反復横跳びによって、
つまり「胡椒の実」と「粉末胡椒」と
「料理人」を想像することによって、
気づきを得て「情報の料理人」としての
腕も上がっていく可能性が高い…。


そんなSNSだ、とも思うのです。

加えて言えば、2023WBCの日本チームでは
切り込み隊長のヌートバー選手が
「ペッパーミル・パフォーマンス」をして
それがチーム内で流行りましたよね。

「みんなでごりごりする」ことがしやすい。
そんな相乗効果、
心理的一体感もあるような気がします。

そもそも、このパフォーマンスは、
ヌートバー選手所属のカージナルスが
絶不調だった2022年の夏に、
キズナーという選手(キャッチャー)が
『We are grinding!』とチームメイトに
声をかけたことから生まれたそうです。

グライディング、グラインド。

つまり『Grind』には
「絞り出す」「粉々にする」「細分化する」
という意味があります。
(アメリカでは「ペッパーミル」ではなく
「ペッパーグラインダー」とよく呼ばれる)

つまり、このパフォーマンスには、

「粘り強く進めていこう!」
「身を粉にしていこう、チームのために!」
「コツコツごりごり、つなげ!」
「ランナーをどんどん回していこう!」

そんな意味があるのです。
…この由来、出来過ぎと思えるくらい、
リンクトインに似通っていると思いませんか?

「粘り強く投稿やコメントを書いていこう!」
「情報を粉にしろ、つながりの人のために!」
「コツコツごりごり、つなげ!」
「情報をどんどん回していこう!」

まさにリンクをインです。
つながりをつくっていく。
分けることで、分かるようにする。

キズナー選手がチームの「絆」を訴えたように、
ここでは、誹謗中傷や炎上が起きにくい。
(もちろん全く起きない、とは言えませんが…)
そう、良いリンクが生まれやすい、
ようにも思えるのです。

胡椒、ペッパーにはそもそも、
色々な種類がありますよね。
黒胡椒、白胡椒、赤胡椒、青胡椒、緑胡椒…。
個性豊かです。カラーもそれぞれ。

そんな千差万別、さまざまな味と刺激を持った
胡椒、つまりユーザーや情報が、
リンクトインでごりごりと回されて、
みんなのために「使いやすく」なっていく…。


ミルそのもの、リンクそのものを間近で見る。
誰かのために活用され、自分も活用していく。
「見る」も良し、「パフォーマンス」も良し、
「粗挽き」「粉末」さまざまな形がある。

そのさまを認識し、使っていくのが、
私のLinkedInの活用法
、なのです。

最後に、まとめます。

本記事ではLinkedIn活用法を
「ペッパーミル」に例えて
私なりに、ごりごりしてみました。

さて、読者の皆様の活用法は?
どのように挽いていますか?
どんな刺激を、受けていますか?
どこに大航海をしていきますか?

「胡椒の歴史」については
こちらを参考にしました。ぜひ合わせてどうぞ。

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