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TOMARIGI~SNSでの誹謗中傷体験トラブルの裁判例共有サイト

SNS全盛の時代です。
その有用さにはとても多くの
恩恵を受けられるのですが、

とても傷つく体験をする方も、いますよね。

…読者の皆様は、いかがでしょうか?
誹謗中傷トラブルなどは、ございませんか?

本記事では「TOMARIGI(トマリギ)」という
サイトを紹介していきます↓

(ここから引用)

SNSで傷つく人を
ひとりでも少なくするために


SNSは、さまざまな人との交流を可能にし、
「つながる喜び」を生み出した一方で、

言われのない誹謗中傷などによる
「つながる苦しさ」も生み出してきました。

世の中全体が、今いちどSNSのあり方を
“Rethink”するきっかけをつくりたい。

そして、SNSで傷つく人を
ひとりでも少なくしたい。
そんな想いのもと、このサイトは生まれました。

「TOMARIGI」という名前には、
傷ついた羽を休めるためのよりどころでありたい、
という願いを込めています。』

(引用終わり)

サイトの最初には、このような狙いが
書かれています。

このTOMARIGIを運営するのは
「TOMARIGI運営委員会」。
株式会社カヤック
(通称 面白法人カヤック)と、
株式会社プールサイドという会社が
運営しているそうです。

Rethink、という言葉が
引用文中にありました。

このサイトは『Rethink PROJECT』
リシンクプロジェクトの一環の活動なのです。
リシンク=改めて考えること。
さまざまな視点を向かい合わせ、
多様性が混ざり合う社会を実現する↓

JT(日本たばこ産業株式会社)が
パートナーシップを基盤に
取り組む地域社会への
貢献活動の一環なのです。

…国のほうでも、2021年9月1日、
「デジタル庁」が発足しましたよね。

社会全体のデジタル化を推進する一方、
「デジタルの負の側面」にも
取り組む考えを示しているところ。

2022年6月の閣議では、
「デジタル社会の実現に向けた重点計画」
が決定されており、
「情報リテラシーの啓発」として
「SNSの誹謗中傷や社会の分断」
といった課題に対応する
、とされています。

◆『SNSは、これでいいのだろうか?』
◆『いったん、改めて考えてみよう!』

「つながる喜び」だけでなく、
「つながる苦しさ」をも考える…。

「愛別離苦」(あいべつりく)、
愛する人とつながれない、
離れてしまう苦しみ、だけでなく、

「怨憎会苦」(おんぞうえく)
怨み憎む人と会ってしまう、つながる、
会わざるを得ない、という苦しみも、
この世にはあふれているのですから↓

では、実際に、このサイトでは、
どんなことができるのか?

少し長いのですが、そのまま
引用したほうがいいかな、と思います。
サイトの紹介文より、引用してみます。

(ここから引用)

『誹謗中傷などに悩み、
まずどうしたらいいのか、
他の人はどうしているのか
知りたくなったとき、
ここを訪れてみてください。

「裁判例紹介」では、過去のSNSトラブルに
関する具体的な裁判例を掲載しています。
法的対処をとるかどうかは別として、

例えば自分が言われた言葉と
似た投稿に対して裁判所が
侮辱行為だと認めているような場合、
悪いのは傷ついた自分ではないとわかり、
気持ちが楽になることもあるはず。

「自分を責めてしまう人を減らしたい」
という願いも込めて掲載しています。

「トラブル対処法」では、
SNSで傷ついたときに
どんな対処法があるのかをまとめています。

投稿の削除依頼をする際の注意点や、
投稿者の特定方法、それらを無料で
相談できる法務省掲載窓口などを紹介しています。

「こうなったのは
自分のせいだから我慢しなきゃ」

なんて思う必要はまったくありません。


誰かに傷つけられたのなら、
その痛みを我慢することなく、
正しく対処し、ふたたび前を
向くための権利があなたにはあるのです。

ここは、そのことに気づくための場所です。

また、誹謗中傷などに当たらなくても、
心無いことを言われたり、
友達とのやりとりで疎外感を味わったり、
SNSを利用するなかで
傷ついてしまうことがあると思います。

「みんなの体験談広場」では、そんな、
ただただ悲しかったことに
共感しあうこともできます。

匿名で体験談を投稿する際は、
自分の気持ちを整理し、前を向く
きっかけにしてもらえたらうれしいです。

誰かの投稿に共感ボタンを押して、
そっと寄り添ってくれたなら、
それもまたうれしいです。

あなたはひとりじゃない。

SNSで傷ついたら、いつでも
この場所に立ち寄ってください。

TOMARIGIが、少しでも前を
向くための力になれますように。』

(引用終わり)

最後に、まとめます。

TOMARIGIが開設されたのは、
2022年の2月頃。
すでに、約半年が経っています。
この半年で、とても多くの声や
情報がサイトに寄せられています。

…いかにSNSの負の側面、
「つながる苦しみ」を
味わっている人がこの世に多いのか、
その証左ではないでしょうか↓

実際にこのサイトをつくり、
リリースした
株式会社プールサイドの
代表取締役、関口舞さんは、
このようにサイトを紹介しています。

(ここから引用)

『TOMARIGIをリリースしてから半年が経ち、
サイトを見た方から

「こういう思いをしているのは
自分だけじゃなかったんだ」
「法的対処法があることが
わかって安心した」
といった声を
たくさんいただいてきました。

夏休みが終わる今、学校だけでなく
SNS上の人間関係でも
悩んでしまう方は多いと思います。

そんなときはTOMARIGIで
抱えている辛さを吐き出したり、
自分と似た人を見つけたりして、

少しでも気持ちを
癒していただけたらと願っています。』

(引用終わり)

SNSがこの世の中にあらわれるまでは、
ここまでは表面化しなかった、新しい問題。

有名人でない、ふつうの一般人であっても、
SNSに関わる以上、
誰にでも、起こり得る問題。

だからこそ、一人で抱え、悩み、
すべて自分の責任にしがちな問題…。

そういう「社会課題」を、「共有」し、
みんなでRethinkする。


決してひとごとでは、ありません。
いつだって、意識的あるいは無意識的に
加害者や被害者になってしまう
可能性のある問題、なのですから…。

以上、本記事では
『TOMARIGI』という
サイトを紹介してみました。

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