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業界カルチャーに注目して
自分に合った業界に行くのが大事!
という趣旨の投稿をした↓

今度はこれを「大衆娯楽の業界」
当てはめたい
(複業クリエイターなので)。

時期区分は、前の記事と同じ
3つくらい。

①戦後間もなく以前
②高度経済成長~バブル前後
③21世紀以後

①は、老舗だ。
②は、昭和的だ。
③は、今風だ。
あくまで、傾向として。

分析する業界は次の6つ
(他にもいっぱいありますが)。

A「小説業界」
B「ラジオ業界」
C「映画業界」
D「TV業界」
E「漫画業界」
F「アニメ業界」

…すでにネタバレでしょうか?

これらの業界、生まれたのは実は
①戦後間もなく以前だ。

A「小説」は、夏目漱石あたりから考えると
すでに明治時代には成立。
「文壇」など業界空間もあった。
そもそも「源氏物語」まで遡れば
平安時代から、ある
(その頃は「貴族娯楽」だったが)。

B「ラジオ」も、大正時代から始まった。
「君の名は」などのラジオドラマは
放送中には銭湯が空になるほどの
人気っぷりだった。

C「映画」は、無声映画から考えれば
もちろん戦前から。

D「TV」は、各家庭に普及するのは
②行動経済成長~ からだが、
1953年の戦後間もなくにはすでに
「力道山」の空手チョップを見るため
街頭TVに人が殺到していた。

E「漫画」も、歴史が古い。
平安時代の「鳥獣人物戯画」まで
遡れとは言わないが、
田河水泡さんの「のらくろ」などは
戦前から連載開始。

F「アニメ」はさすがに最近では?
と思われるかもしれないが、
最古のアニメが作られたのは
1890年代のヨーロッパ。

ウォルト・ディズニーがスタジオを作り、
日本で最古のアニメが作られたのは
1920年代のこと。

何が言いたいのかと言うと。

「大衆娯楽」の業界は、
そのほとんどが
「老舗」の業界なのだ。
ぽっとできた業界ではない。

前回の記事に即して言えば、
こういうこと↓
『現在まで業界が残っていること、
会社が残っていることが凄い。…
現在にまで残っているのは
何らかのスクラップアンドビルドの
経験があるように思う。
同時に、理屈でない何か、
そんな独特なカラーが
残っていることが多いと思う』

まさに、これ。
大衆娯楽の業界は、
「スクラップアンドビルド」を経て
現在まで生き残ってきた
(構成する会社は入れ替わったが)。
「理屈でない何か、独特のカラー」
こういうものに満ちている。

それを知らずに、
「アニメ業界は最近の業界だ!
進取の気風に富んだ人ばかり!」と
誤解して飛び込むと、
ミスマッチも多いように思う。

もちろん「メディアミックス」
「SNSの活用」などによって、
表現形態は常に変わっている。
私もTwitterで小説投稿している(宣伝)。

ただ、業界自体は老舗なのだ。

その中でどのように
自分の持ち味を出すべきか?
そう考えるのが大事だと思われる。

皆さんの業界は、どうですか?

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