見出し画像

何回でも組み替えてもいいじゃないですか。

キャリア=積み重ねるもの、ではなく、
組み合わせ、組み替えていくもの、
というイメージを出すため
に、

私は「ジグソーパズル」の
「ジグソー」という言葉と
「キャリア」という言葉を組み合わせてみました。

以前に「ワークライフジグソー」という言葉で
記事を書いたこともありましたが、

ワーク/ライフ=キャリアと捉えれば
「キャリア」ジグソーもありなのかな…、と。

このイメージに基づき、色々考えてみましょう。

①たくさんのピースから成り立つ
②自分なりに組み合わせる
③状況に応じて組み替えていく
④ピースには凸凹がある
⑤千差万別、見本はあるが同じものはない

この五つから、膨らませてみましょうか。

①たくさんのピースから成り立つ

大きく分けると、ワークとライフ。
細かく見れば、ありとあらゆる要素。
家族、学校、知識、友人、好物、仕事、住居…。
「キャリア」を「生き様」ととらえれば、
そのピースは大小さまざまなものがある。
それを、都度、組み立てていきます。

②自分なりに組み合わせる

どう組み合わせるかは、自分次第です。
たとえ同じ学校に通っていても、
人によって、全く違いますよね。
たとえ同じ会社に勤めていても、
立場や仕事、能力などで、千差万別です。
ワークとライフの比率はどうか?
そもそも厳密に分けられるのか?
それぞれ考えて、自分カラーを出します。

③状況に応じて組み替えていく

一定ではない。
もし小さな子どもが家族にいるのなら、
そちら関連のピースが増えることでしょう。
もし子どもが親離れ・独立していくのなら
そちら関連のピースを減らしていく。
家事のピース、介護のピース、余暇のピース…
時々のタスクと興味関心、
「ライフステージ」などに応じて、
うまく組み替える必要がありますよね。
一定・固定では、逆に歪みが生じてきます。

④ピースには凸凹がある

それぞれの要素、ピースは凸凹です。
マッチングしやすいもの、しにくいもの、
組み合わせやすいもの、しにくいものがある。
すべてにぴったり合うことは、ない。
例えば、今までの経験にはない
新しい挑戦などのピースは、最初は
なかなか組み合わせにくいかもしれません。
ですけど、そういったピースを手に入れれば、
それまでには組み合わせられなかった
広がりも出てくる、かもしれませんよね。

⑤千差万別、見本はあるが同じものはない

「キャリアモデル」という見本を見ながら
同じようなキャリア、人生を過ごすことを
目指すことは、できます。
そういう見本があれば、組み立てやすい。
ただし、能力も状況も持っているピースも
違うため、全く同じ組み合わせに
なることはありません。
流行りの既存の見本を元に組み立てていく、
今までにない独自の組み合わせを試していく、
これまた、人それぞれ、なのです。

…いかがでしょうか?
とりあえず五つ、膨らませてみました。

最後にまとめていきます。

キャリアという言葉は、

◆「ある組織内で登りつめていくこと」
◆「実績を積み重ねていくこと、過去」
◆「それに付随する、濃密な人間関係」

というイメージから、

◆「過去~現在~未来の『道』『轍』」
◆「人生を貫き通す『軸』『生き様』」
◆「広い『ネットワーク・つながり』」

というイメージに、変わってきています。

◎人生、いくらでもやり直せる
◎試行錯誤こそが、人生だ
◎出会いと別れの交錯が、人生だ

そのような考えに立つのであれば、

◎ジグソー、いくらでも組み合わせられる
◎試行錯誤で組み替え続けるのが、人生だ
◎たくさん出会って、たくさん別れていく

そう捉えたほうがいい、と思います。

積み重ねたもので「縛られ」「固まる」…。
積み重ねたがために「思考停止」する…。
積み重ねた上で「ナチュラル上から目線」…。


そうなると、VUCAの時代、つまり
「何が起こるかわからない時代」には、
対応しづらいものですから。
堅牢にがちがちにした建築物ほど、
「あそび」がない構造ほど、
崩れる時には、一気に崩壊しがちなのです。

上へと上へとピラミッドを構築するよりも、
平面でフラットにジグソーを組み立てる。
ピースを集めていく。


キャリアピラミッドよりも、
キャリアジグソー、なんです。

そういう軽やかで
浅く広くのつながりのためにも、
SNS、リンクトインなどは
とても有効かな、と思われます。

さあ、読者の皆様は、キャリアジグソーを
いかに組み立てますか?
いかに組み替えていきますか?

どんなピースを持っていますか?
どんなピースが欲しいですか?
どんなピースを中心に組み立てますか?
絶対に外せないピースは、何ですか?

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!