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『凪のお暇』(なぎのおいとま)
という作品をご存知でしょうか?

黒木華さん・高橋一生さん・中村倫也さん
などなど出演でドラマ化(TBS系)も
されたため、視聴していた方も
いらっしゃるかもしれません。
コナリミサトさんの漫画が、原作です。

…この漫画が、スゴイんです。

一言で言えば「人生リセットコメディ」
訳あって、恋も仕事もSNSも
すべてを捨てた女性の物語なのですが、
いやあ、刺さる刺さる。グサグサと。
400万部超えも納得のクオリティ。

…ほう、まだ読んでらっしゃらない?

都会地方・男女かかわらずに
すべての人が読んでも良い本だと
私は思うほど、なのです。

で、内容に詳しく言及するのは
ネタバレになるので避けたいのですが。

8巻。現時点(2021年6月)での最新刊。
これが本当に、刺さりまして…。

ええと、いろいろあって、主人公が
地元に帰っている巻、なのですよ。

地元は、あえて言えば、田舎です。
この「田舎の空気感」を
ここまでビビットに、ある意味冷徹に
表現している漫画、なかなかありません。

ほんの少しだけ。
ネタバレを防ぐために前後ぶったぎって、
登場人物のセリフを引用させてください。

「地元(ここ)はさ
一回でもしくじってたらおわり
ずっと地獄」

…う、うわあ。じ、地獄…!?
田舎の「閉塞感」をここまで
ざっくり斬って断面を見せつける
セリフがあっただろうか…。
私は、一瞬で心臓を貫かれました。
ハートがブレイクです。

もちろんそれで終わりだと
それはあまりにも。
なので、こんなセリフも。

「でも
たった2駅離れるだけで
もう別の国なんだよ
意外と突破口はあるよなって話」

…う、うわあ。と、突破口…!?
そう、そうだ、そうなんだよな、と
心の中で反復横跳びです。
ハートがルネッサンスです。

…ざっくり過ぎて、
根雪を叩き壊すような引用になり、
大変に申し訳なかったのですが、

このセリフがとても印象に残ったので
あえて断片的に紹介しました。
ぜひご一読を
おすすめしたいところ。
男女かかわらずに。
中年世代にも。

都会にずっと住んでいる方は
違う空気と世界を味わうために。
地方から都会に出てきた人、
地方に在住している人、
もちろん都会から地方に行った人にも、
グサグサ来すぎて
もうやめられなくなるために…。

リンクを貼ります。
8巻だけでも!
もちろん、1巻から読むのがベストです。

8巻↓

1巻↓

ドラマ↓

※8巻の巻末の「番外編」の
「豆苗」エピソード
また泣かせる…というか感動しました。
これは、読んでのお楽しみで…。

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