見出し画像

黒田 真行 さんの投稿が心に響いたので
その中身を引用・分析しつつ
考えてみたことを投稿します。
(黒田さんの元記事をぜひ!)↓

①まず黒田さんは、
『46年前の1975年』の事例を挙げます。

引用:『「転職者は負け犬ではない。就職に失敗しても堂々とやり直しができる社会を作ろう」というコンセプトを掲げて転職情報誌『週刊就職情報』が生まれました』

②その上で黒田さんは、視点を、
現在に持ってきます。
過去→現在の視点です。

引用:『いつの間にか転職は当たり前になり、リスクでしかなかった起業も副業も身近になった』

過去は
転職・起業・副業=リスク
現在は
転職・起業・副業=当たり前
という時代の変遷を示しています。

46年前の「週刊就職情報」は
その時代の変遷を先導しました。
明確なコンセプト、意思を打ち出した。
社会を変えていこう、という
気概がそこにあった、と。

③そう示した上で、黒田さんは、
現状の課題をも提示します。

引用:『一方で、キャリアに悩む人はむしろ増えています』

④その課題を解決すべき視点を
連撃で叩き込みます。

引用:『例えば、いま25歳の若者が55歳になる2051年の30年後にどんな働き方が実現しているのか?100年後の2121年に、現在のような非効率な「シューカツ」や「転職」がまだ存続している可能性はどれくらいなのか?』

これは、現在→未来への視点。

⑤ここまで仕込んだ上で
黒田さんは勝負を決めにいくのです。

引用:『人材ビジネスに関わる人々が、せめて10年後にどんな世界にしたいのかという意思を持って「一人と一社」の出会い方を磨いていけると、日本の働き方は凄まじく進化していくだろうと思います』

①②で、46年前の事例、いや
「過去→現在」への事例を挙げた上で
③で、現在の課題を掲げ、
④⑤で、30年後、100年後への
「現在→未来」への挑戦を促す。

…これが③④⑤だけならば
つまり現在→未来「だけ」の話であったら
私の心には響かなかったでしょう。

黒田さんの元記事は、
「過去~現在~未来」という
壮大な時間軸を根底に置きつつ
余計な部分をはぎ取ったシンプルな構成を
取っているがゆえに、
読む人の心にじわじわと響くのです。

これぞ「実用地歴」の文章の粋ではないかと
私には思われるのです。

…私なりの解釈で恐縮ですが
漫画『鬼滅の刃』の例を挙げます。
音柱である宇随天元が戦闘中に、
『譜面』ができたぞ!」と
叫ぶ場面があります(「遊廓編」より)。

譜面とは、天元の脳内で組み立てられる
「戦闘方程式」です。
データを貯め、分析し、成り立ちます。
この式に従えば
相手に的確な攻撃を与えることができます。

…読者の心に響く記事を書ける方は、
この譜面のような
独特な「方程式」を
お持ちなのではないでしょうか?

そのことを伝えたくて
はぎ取られたであろう
余計な部分を脳内補完、
いわば途中式を私なりに書き出して
文字化した次第です。

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!