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突然だが、アンドラ公国という国を
ご存知だろうか?

「知ってますよ!
ヨーロッパのミニ国家で
フランスとスペインの間、
ピレネー山脈の中にある国で
首都はアンドラ・ラ・ベリャ!
いやぁ、よくスキーに行ったなぁ…」

という人には、まだ
私は会ったことが、ない。

アンドラ公国。
非常に特殊な国だ。
人口は約80,000人。
とても、小さい。

一番偉い人が、2人いる。
1人は、フランス大統領。
1人は、スペインのウルヘル司教。
実はフランスで大統領になると、
同時にアンドラ公国の
国家元首にもなれるのである。

起源はとても古く、800年頃。
日本で言えば平安時代の初め頃、
フランク王国のカール大帝が
ウルヘル伯領を置いたことによる。

その後、色々もめたのだが、
フランスで一番偉い人と、
スペインのカタルーニャ州にある
ウルヘルの宗教指導者が
共同統治することで妥結した、という。
憲法ができたのは1993年、
同年に国連にも加盟している。

…なんでいきなり
アンドラの話をしたのかって?

それは、日本の中にいると、つい
「日本的なものの見方」しか
できなくなるからである。

この世界には日本しか
国がないかのように錯覚しがちだ。
実は、色んな国があるのに。
SNSにも、色んな国の
ユーザーがいるのに…。

日本は海に囲まれている。
アンドラは山に囲まれている。
日本は人口が一億超えだ。
アンドラは約80,000人。
日本は共同統治などしていない。
アンドラは大統領&司教の共同統治。
日本は空港、港、鉄道が多い。
アンドラは空港、港、鉄道が無い。

でも、同じ国連加盟の国家なのだ。

私はこのような全く違う国のことを
たまに想像する。
そこに住んでいたとしたら、
どう考えるだろう?

そう想像すれば、この世には
日本しかない的な錯覚から
逃れられるから。

日本では違う国のことを
「海外」と呼ぶ。しかし
アンドラでは海外と言っても
「?」しか浮かばないだろう。
そもそも、海がない。

本記事ではアンドラを取り上げたが
別に他の国でもいい。
皆さんも、たまには頭の中で
世界旅行してみてはどうだろう。

国だとスケール大きすぎ!ならば
別に他の都道府県でも、
他の会社だって、いい。
何か自分が今いる場所とは
違う場所の視点でものを考える。
比較する。

そうすると、
視点が幽体離脱(笑)して
無意識に狭くなった視点が広がる。
「え、もう5月終わり?」
などと焦りがちな方には
オススメの知的精神安定剤である。

なお、末筆ながら、トリビアを。
アンドラ公国では
「トリンチャット」という
ベーコンとキャベツが入った
お好み焼き風のマッシュポテトが
とても、美味しいらしい。

いつか、食べてみたい。本場で。

食べたことがある方、
食べたい方は、ぜひ記念に
「スキ」をポチッと(笑)。

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