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名作RPGのひとつ、
FFⅣ、ファイナルファンタジーⅣでは
戦闘から逃げるとお金を落とします。

逃げると四倍のダメージを喰らった
FFⅢと異なり、
LR同時押しで容易に逃げられますので
ひたすら逃げても先に進めるのですが、

ペナルティでお金が無くなりますし
レベルも上がらないので、
地道に敵を倒していくほうが
長い目では順調に進めたりします。

…現実世界でも、そうですね。

転職をして、その後しばらく
無職期間があった方ならば、
天引きであった社会保険料などが
退職した後にどかんと請求
されて
「逃げるとお金を落とす。FFⅣか…!」
と嘆いた人がいるかもしれません
(私だけかもですが)。

とはいえ、無理な戦いなのに逃げずに
戦った結果、大ダメージを喰らい
全滅、ゲームオーバーと
なる危険性も、もちろん高い。
下手すると斬鉄剣によって
一刀両断(クビや倒産)になる
危険性もある
わけです。

…この留まって戦うか、逃げるかの
見極めは、経済が順調だった昔より、
かなり難しくなっている気がします。

敵がゴブリンばっかりのような
簡単な戦闘ばかりの職場なら良いですが

レベルが低いのに
いきなりゴルベーザ(FFⅣの強敵)と
戦わされるような職場
ならば、
身の危険がかなり高いからです。

…さて、読者の皆様の
ここまでのキャリアはいかがでしょうか?
戦うたびにお金と経験値を得て、
レベルアップしてこられたでしょうか?

ひたすら地道に逃げずに戦い
一社でレベルアップされてきた方も
いらっしゃれば、

必要に応じて逃走、
いや、卒業、戦略的ジョブチェンジ

さらなるパワーを得た方も
いらっしゃると思います。

私は、時にはLR同時押しで
職場を変えてきた経験があります。
自分の中では基本、全滅を避けるための
戦略的ジョブチェンジなのですが
正直なところ、ただお金を落としただけ、
という結果に終わったこともありました。

FFⅣのたとえ話から始めたので、
FFⅣの話でこの記事を締めたいと思います。

主人公のセシルは、
最初は「暗黒騎士」という職業です。
暗黒パワー(ブラック企業?)に
満ち満ちていて、上司(王様)の命で
クリスタルを略奪したりしますが、

「試練の山」というところに登って
「パラディン(聖騎士)」に
生まれ変わります。

そこで生まれ変わるきっかけとなるのが
「暗黒騎士である自分の姿を
見つめ直すこと」
なんですね。

ただ逃げるのではない。
自分の今の姿、等身大の姿を
見つめて、次につなげていく。

そんな姿勢が、キャリア構築には
必要なんだなと思い直すとともに、
1990年代(今から30年前!)の段階で
そういう物語をプレイヤーに
与えてくれたFFⅣというのは、
やはり名作だな、と思った次第です

(FFⅢも名作だとは思うんですが、
最後のブラック企業的な
いつまでも終わらない迷宮がちょっと…)。

◆…FFⅤの話が聞きたい?
その例えは、またの機会にぜひ…
(私はⅥまでしか、がっつりやってませんが)。

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