タイムトライアル ~空き時間の作り方~
1、記憶と知識の集積場
この上田聡子さんの記事の紹介から始めたいと思います↓。
私は先日、SNS投稿を勧める記事を書きました。
まさにこの上田聡子さんの記事にも、SNSの利点が集約されているように思います。上田さんの記事の最後の部分を、一部引用します↓。
専門書にかぎらず、日記や私小説、自伝は、これからを生きる私たちにも、書く価値がある。
私たちの生きていた時代の風俗や文化の、次世代の人のための記録になるからだ。
だからみんながもっと、SNSでいろんなことやってみたらいいと思う。きっと、良くなっていく明日のために。
そうなんです。SNS投稿。アウトプット。自分史。まさにこれ、「明日のために」「より良い未来のために」書いていくべきだと思います。
自分史についてはこちらの記事も書きました↓。
ゴルフと同じで、まずはスイングしないと、ボールは飛んでいきません。最初はパターでパット練習だけでもいい。OBになってもいい。誰もいない練習場で、密かに振ってからでもいいんです。振って返って活かす。頭の中の経験、感情、残していきたいことを、何かに表現してみる。
今回の記事は、この自分の振り返りのための時間を、いかに作るかについてです。
2、緊急ではないが重要
振り返りのための時間。大事ですよね。しかし、なかなか継続できない。そのような方は多いと思います。なぜでしょうか?
ぱんださん(@shoichirosm)がこのようなツイートをされています↓。
この図がズバリ示しています。振り返りは、左上の枠に入ります。
重要かつ緊急→すぐやる
重要ではないが緊急→すぐやる
これは当たり前です。緊急なんですから。
納期は絶対。クレーム対応はスピードが大事。電話が鳴ったら出る。お腹が空いたら戦えないからご飯を食べる。トイレに行く。幼稚園や保育園のお迎えは待ったなし。子どものご飯も作らなきゃ。宿題は明日まで。…
この世の中は「時間」で動いている以上、時間に追われる人は多い。時間の制限があることは、緊急のことです。これはしょうがない。
問題は、左側の2つです。
重要だが緊急ではない→すぐにはやらない(でもやるべき)
重要でも緊急でもない→すぐにはやらない(やらなくてもいい)
ここなんですよ。デキル人は、この2つの見極めをして、「重要だが緊急ではない」ことを、スキマ時間にでも毎日継続してやっていると思います。
自分の成長に必要な自己投資・啓発。ジムに通う。ヨガと柔軟体操をやる。朝のランニング。英単語を覚える。twitterやnoteでアウトプット。そして、「振り返り」をして確認して計画を再構築。…
デキナイ人は、この2つの見極めができていなくて、「重要でも緊急でもない」ことを、ついやってしまうのではないでしょうか。つまり、時間を無駄に過ごしてしまっているのではないでしょうか。
もちろん補足すると、この見極め、判断基準は、人によって違います。他人から見たら「重要でも緊急でもない」ことと思われても、本人にとっては最重要・最緊急の課題かもしれません。プラモデルを作ることが、本人にとっては必要不可欠な「心の平安時間」かもしれないのです。
「隙あらばゲームしたくてイラストレーターになりました。」のカワグチマサミさんにとっては、ゲームをする時間が、そのクリエイションの源になっていることでしょう↓。
そう考えると、「緊急ではない」ことに対して「自分の中の優先順位」を付けることと、「緊急のことをいかに素早く、計画的に対応して、それ以外のことができる時間(余裕)を確保するか」ということが重要です。
言い方を変えれば
空き時間にやるべきことをあらかじめ決めておく
空き時間をつくる
ということでしょうか。
3、時は金なり
このように書いていくと、私には時間がないんだよ、とにかく毎日忙しいんだけど…と思う人もいるかもしれません。なんで自分だけこんなに忙しいのか、時間がないのか、と思っているかも…。
でも実は、大部分の人がそう思ってるんです。1人ではないんですよ。
…なぜそう言えるのかって?
試しに「空き時間をつくる」「時間管理」「タイムマネジメント」などの検索ワードでググってみると良いかと思います。いやあ、出るわ出るわ、「7つの習慣による時間の作り方」「デキルサラリーマンは時間を管理する」「家事時短の10のポイント」などなど…。どれだけ時間に追われている人が多いのか、時間をどうにかしたいと思う方が多いのか、痛感できます。これだけ出てくるということは、時間で悩んでいる人が多いということです。
そのうちの1つ、こちらの記事をご紹介↓。
みんなが悩んでいるということは、需要があるということでするから、時間管理(タイムマネジメント)に関する「アプリ」も、たくさん開発されているんですね。
例えばこちら、「toggl」(トグル)というアプリでは…↓
作業時間を測り、その作業時間を一瞬で「グラフ化」できます。ダイエットでも記録をつけていくことで効果があると言います。それの時間版。見える化することで、無駄なぜい肉時間をカットしやすくなります。
「aTimeLogger」(エータイムロガーと読むんでしょうか…)というアプリもあります。仕事にも家事にも使えるとのこと↓。
それぞれの作業でどのくらい時間をかけているのか、まずはそれを知ることが、時間管理の第一歩だと思われます。
ただ、この2つは英語版なんですよね。日本語の時間管理アプリがないかな~と探してみると、色々出てきましたが、とりあえずこちらの「Clock It!」(クロックイット)をご紹介します↓。
このようなアプリを使って、時間を意識する、時間をひねり出す、時間を節約する。忙しい忙しい、と常日頃から言っている人ほど、時間の使い方に無駄が多かったりします。
これらのアプリで、本当に忙しいのか、どれだけ時間がかかっているのか、確認してみませんか?
4、「7つの習慣」ってよく聞くけど実は読んでないという方へ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、振り返りのための時間をいかに作るか、について考えてみました。振り返っていては時間がかかります。ですが、振り返ることによって、過去の自分の行動を確認して、明日の自分の行動に役立てることができます。もちろん、振り返り過ぎて後ろ向きに走ったら転びやすくなり、本末転倒になりますが…。
最後に、こちらの本をご紹介↓。
「完訳-7つの習慣-人格主義の回復-」、スティーブン・R・コヴィーさんのベストセラーですね。
「今更かよ…」「翻訳モノはちょっと…」と尻込みされる方はこちら↓。
「まんがでわかる-7つの習慣-」ですね。フランクリン・コヴィー・ジャパンさんの本。漫画で時短でエッセンスを知ることも大事。その上で、もっと詳しく知りたくなったら原著に当たるやり方もあります。
とはいえ、本を買って読むこと自体が億劫だなあ…と思うメンドクサガリ屋…もとい時間を節約したい方には、「7つの習慣 要約」とググってみれば、これまたたくさんの結果が出てきます。ベストセラーは伊達じゃないですね。みんな要約してる(汗)…↓。
そのうちの1つ、ぜんさんの記事を参考までにリンクを貼ります。たった10分で、7つの習慣とは何かがわかります。宜しければぜひ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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