見出し画像

「人には、『新しい自分に変わる権利がある』」ヒスイの映画感想文と、お風呂事情

『人間は、その気になればいつだって変わることができる。
風呂の時間だって、変えられる』(笑)。
今日は、そんなお話です。

まずですね、ヒスイ宅にはお風呂が一つしかありません。
あたりまえですが、ひとつです。
一人でいるときは問題がない。
しかし、同居者・ケロリンがいる以上、風呂は交代で入らねばなりません。

その時間が。
見事にかち合うんです(笑)。

ご存じ、ケロリンは早起き男。
毎朝、用事があろうがなかろうが、5時半に起きる男です。
早起きだから、さぞかし早寝だろうと思うでしょう?
それがね、
ヤツは寝なくても大丈夫な特異体質の男なんです。

平均睡眠時間は、5時間。
つまり24時ちょっと前に風呂に入り、そのまま寝るのが理想なのです。

とはいえヤツにも都合がある。
そう毎日きまって24時まえに入るわけじゃないんです。
23時になったり22時半になったり、
仕事の都合で1時ごろになる場合もあるんです。

まあ、いい。そこまでは(笑)。
問題は、ケロが
「じゃ、おれ風呂にいくわ」っていう時間が
だいたい、ヒスイとカブるって事なんですよ!!!

おかしくない!?
ヒスイが
『今日は疲れたし、22時に入って寝ちゃおー』って思う日は
ケロも決まって同じ時間に、
「おれ、風呂に……」
『今日は仕事が押したわー、大変だ、もう1時じゃん!!
(※ヒスイは宵っ張り、夜更かしっ子です(笑))』
と、バタバタと作業中のPCを片付けていると、
ケロがひょいと顔をのぞかせて、

「ヒスイ―、おれ、風呂に……」

……よろしいですか、みなさん。
これから1日の疲れをとるために、じっくりとっぷりと
お風呂に入ろう♪ と思っているときに、
同居人のヤロウが、ぽてぽてと廊下を歩いてきて
バスタオルなんぞを振り回すのを見ると。

……ちょっとした殺意が湧いてきますね(笑)。

もうね、こんちくしょー!!って感じで。
先日などは、大人げなく、
風呂場に向かうケロリンを蹴たおし、バスタオルをぶんどって、
ヒスイが先にお風呂場に飛び込みました(笑)。

はい、大人がやることじゃないですね(笑)。
もうさあ……。

そこでふと、考えたわけです。
人間、どうにかして新しい状況になじんで、
自分をどんどん変えていく
変わる決心をする、ことが
大事なんじゃないかなって。

というのも、この週末にケロとこんな映画を見たからです。


<゜)))彡 <゜)))彡 <゜)))彡

ワース 命の値段

アメリカ史上最悪のテロ事件、9.11の直後から、
政府の命を受けて被害者および遺族のために
補償金を支払う仕事を担当した弁護士事務所がありました。

ケン・ファインバーグとそのスタッフです。

過去に、数々の難問を「補償金」というドル換算でのぞんできた男が
さまざまな被害者および遺族と直面するうちに、
計算以上のものを得ていく、というお話です。

登場当初、ファインバーグは弁護士ならではの
怜悧な計算式で、被害者と遺族に利点を説明しようとします。
補償金を受け取らずに、国に対して訴訟を起こすことは可能です。

しかしこれまでの判例上、裁判は長期化し、裁判費用も高額になり、
たとえ国が有罪になったとしても、訴訟を起こした人が手に入れられるお金は少ないことが多いんだそうです。
ファインバーグはそれを知っているからこそ、
被害者と遺族に対して、補償金を受け取れる期間内に、
手続きをしたほうがいい、と説明します。

が。7000人の被害者と遺族はファインバーグの計算式に納得できない。
彼らが求めているのは数式でも、お金でもなく
共感だったからです。

7000人それぞれに、事情があります。
法律上、パートナーであるにも関わらずジェンダーの法律が整備されていないため、補償金手続きができない人もいましたし、
思わぬ個人の秘密も、暴かれます。

数式より、感情を優先してくれ。
被害者グループのリーダーでもある男は、そう言いますが
弁護士として生きてきたファインバーグには、難しいことでした。

それでも、少しずつ彼は変わっていきます。
『変わろう』『変わりたい』と
決心したからです。

もちろん、現実は映画ほど甘くないですし、
映画ほどハッピーエンドは起きない。
でもこの映画は事実をベースにしたものですし、
実際にファインバーグが変わろうと努力し、
被害者および遺族に寄り添っていくことで、
状況は変わりはじめます。

まあ、これ以上はぜひぜひ、
映画でご覧ください。
ヒスイは最期、ダバダバに泣きました。

そして思ったんです。
人は、いつだって変われる。
変わりたい、変わろうと決心した瞬間から、
いつだって、だれだって変われるんです。

変化に順応する努力は必要ですが、
新しい世界はきっと、光に満ちている。
そんな気が、するんです。

だから、どんなこともあきらめちゃいけない。
もうだめだ、四面楚歌で行き止まり、
自分にできることはないもない、と絶望するときでも。

自分が変わろうと思えば
きっと変われる。
人には、『新しい自分に変わる権利がある』んだと
ヒスイはそう、思うんです。


だから、
映画を見終わってから、ケロリンに言いました。

「あたし、今日から必ず23時にお風呂に入るから。
今そう決めたから。
 きみ、その前か後に、入ってくれる?」

ケロは何が何だかわからないって顔をしていましたが(笑)。
これでまたひとつ、新しいことが始まる気が、しました。


すくなくとも、風呂の取り合いで喧嘩することはなくなりますね(笑)。

ちょっとくだらない、ヒスイの日常日記でした(笑)!

ではまた、あす。
明日はね。月末。
ヒスイの1カ月でいちばん大事な日ですからね……(笑)
まってろ、はそちゃん!
いくぞ、ドンケツ女王争いだーーー!

ふふふふふ。

ヘッダーはUnsplashLubomirkinが撮影

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,269件

ヒスイをサポートしよう、と思ってくださってありがとうございます。 サポートしていただいたご支援は、そのままnoteでの作品購入やサポートにまわします。 ヒスイに愛と支援をくださるなら。純粋に。うれしい💛