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410字 毎週ショートショート学びの場

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ゼロさん+まろちゃんの410字で、ヒスイの410字もステージアップだ! まなぶ、切磋琢磨、みがく、やりぬく、ひとつあがる。 をめざす。非公開マガジンです。
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#ハートがいたい女子とともに

「至福の塩人(しおんちゅ)」ヒスイの毎週ショートショートnote

「だからさ、言いたいことがあれば言えばいいじゃないの!」 「……」 口下手な彼は、すいっと…

「アナログ”ガンリュー島”は男のロマン」ヒスイの毎週ショートショートnote

僕はアナログ派、妻はデジタル派。 「今どきアナログ?」と笑われても、男のロマンだ! ある…

「ずっと、みてた。きみを」ヒスイの毎週ショートショートnote

西校舎1階には『顔自販機』がある。 俺が勝手に命名したんだけど。 水曜日3時45分、自販機の…

「朝帰りまで、3時間」ヒスイの毎週ショートショートnote

「ホントの朝帰り、じゃないのに、朝帰りしたみたいな色眼鏡で見られるって、損じゃないか?」…

「刑事、最後のホシをあげる」ヒスイの毎週ショートショートnote

刑事の一生は、どうしても捕まえたいホシと踊っているようなものだ。 手が届きそうで届かない…

『おれの右半分は、きみのもの』ヒスイの毎週ショートショートnote

※※今日のショートショートでは    自然災害について書いています。    苦手な記憶のあ…

『ロマンスは伝書鳩に乗って』ヒスイの毎週ショートショートnote

毎朝目覚めると、スマホは恋人たちからのメッセージでいっぱい。まるで愛を運ぶ伝書鳩がパーティをしているよう。 『シンガポールのリンです。写真を送ったから見てね。今夜のオンライン勉強会で会おう』 『アビーだ。香港までの航空券を手配するよ、会いに来て。チケットが安く手に入るんだ』 『愛しいひと、僕の船はエジプトを出発しました。そうだ、叔父が結婚資金の相談に乗ってくれるって。JPモルガンの役員だから、いい投資先を知ってるんだ』 うふふ、どの鳩にしようかしら……。 電話をかける。

「うちの弁当は良くしゃべる」ヒスイの毎週ショートショートnote

妻は料理がうまくない。 けど、毎日の弁当は作ってくれる。 感謝してるけど……問題は、弁当に…

『僕のカノジョは、世界一しあわせなドブス』毎週ショートショートnote

僕のおじさんは発明家。その日も家に行くと変なスイッチがあった。 押してみる。 「『ブーメラ…

「『伝説の安心感』は、壊されるためにある」ヒスイの毎週ショートショートnote

ある日、居酒屋である男と会った。 知り合いのような気がして一緒に飲んでいたら、ヤツは汚い…

「その手数料は『登録済』です」ヒスイの毎週ショートショートnote

……俺はもうだめだ。仕事はクビ、女には逃げられ、財布はカラ。 死のうとして、思い出した。 …

「裸眼で見る世界には鋭角が、ない」ヒスイの毎週ショートショートnote

目の悪い人間の視界がどうか、知ってる? ものが二重三重に見えて、輪郭線がゆらいでいる。世…

『理想の結婚、ファーストクラス/ダウンロード💛』ヒスイの出しそびれた410字(笑)

31歳の女が結婚するって、こんなに難しいなんて知らなかった……。 結婚すると決めてから相談…

『大事なことはすべて、名探偵に教わった』ヒスイの毎週ショートショートnote

人には見果てぬ夢がある。かなわないが、どうしても諦められない憧れだ。 私の夢は探偵になること。 子供の頃から、ある探偵小説をむさぼり読み、いつか自分も美人の話を聞いて悪役を追い詰めるんだと思っていた。 しかし私の家は代々続く菓子メーカー。一人息子として、跡を継ぐしかない。 探偵なんて夢のまた夢。 客の苦情を聞き、要望を聞き、情報を得て新しい菓子を開発する。 いいものを作れば売れる。手ごたえを感じて夢中で突っ走った。 会社はどんどん大きくなった。 そして今、私は念願の自