結論から言います。
『文芸埼玉』短歌部門への応募を考えている人は、絶対にやめた方がいいです。
他のところに応募した方がいいです。時間と労力の無駄です。
『文芸埼玉』短歌部門の選考委員は、金子貞雄氏、御供平佶氏の2名ですが、あまりにも選考が酷すぎると思います。
どれくらい酷いものなのかは、以下にまとめました。
選考にどうしても納得できないため、以下の内容を、金子貞雄氏にメールしました。
これに対し、金子貞雄氏からの返信はこのようなものでした。
返信には、「第108号の自由作品部門では十代、二十代、三十代で3人も入選しています」とあります。
要するに、自由作品部門30名中、3名も(!)若者が入選しているのだから、選考につべこべ言うな、ということでしょう。
事務局の方は電話で、「選考委員には作品しか渡しておらず、年齢や氏名は選考基準に入っていない」と否定していましたが、金子氏が明かした「十代、二十代、三十代で3人」という人数も、かなり不自然です。
もしかすると、10代枠・20代枠・30代枠など、各年代の枠が一人ずつで、作品の出来ではなく、作者の年齢によって入選する枠が決められている可能性があります。
仮にこのような《枠》という形を取っていなかったとしても、金子氏は熊谷短歌会で指導をしているわけですから、金子氏的な作品は評価され、それ以外のものは落選となってしまいます。
なお、選考委員・金子氏の作品を以下に引用します。
これがいい作品かどうか。こういう金子氏的な作品を自分でも作って、『文芸埼玉』に掲載されたいか。
その判断は、読者にお任せします。
『文芸埼玉』が本当に若い歌人に短歌を普及させたいなら、選考委員を4人程度に増やし、女性や若い世代の歌人をメンバーに加え、世代や性別がばらけるような構成にする必要があると思います。
このような現状を踏まえ、埼玉県知事・大野元裕氏へ、「県民生活部 県民広聴課 広聴・知事への提案」を通じて、選考委員の構成の見直しについて、意見を送りました。
今後どのような動きがあるのか、静観したいと思います。
もう一度言います。『文芸埼玉』への応募を考えている人は、絶対にやめた方がいいです。他のところに応募した方がいいです。時間と労力の無駄です。
せめて選考委員の構成が変わるまでは、応募を考えた方がいいと思います。
応募した若い世代の方は、落とされても「自分には才能がない」なんて思わないでください。
(追記訂正)
金子貞雄氏は、2022年10月現在、埼玉県歌人会会長ではないとのことですので、該当部分を削除いたしました。