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2024年度1Q決算に向けて持てる自動車セクター銘柄ランキング

4月以降の自動車株の下落が続く

スズキ +5.80%
いすゞ +4.05%
ヤマ発 +3.40%
スバル +1.22%
ホンダ -7.05%
日産自 -8.68%
トヨタ -9.59%
マツダ -9.67%
三菱自 -10.3%
日野自 -17.8%

本決算を経て全体的に株価がさえない方向に向かっております。
ドル円前提は全体的に140円~145円想定で組まれているため、基本的には今の円安は追い風であり、株価としても堅調に推移してもよさそうではありますが、それ以上の生産台数や市場環境や競争環境が厳しいことが指摘され、割と保守的なガイダンスを出した会社が多かったことに起因していると考えられます。

2023年4月来パフォーマンスランキング

1位 トヨタ +73.43%
2位 スバル +59.38%
3位 スズキ +52.44%
4位 ホンダ +45.07%
5位 いすゞ +34.19%
6位 ヤマ発 +29.29%
7位 マツダ +26.4%
8位 日産自 +7.00%
9位 三菱自 -17.77%
10位 日野自 -25.75%

2023年度はトヨタ・スバル・ホンダ・マツダを中心に挽回生産と販売好調が大きく寄与したことを含めて、北米での恩恵が受けられる銘柄が好調だった印象です。

一方、3位に食い込んだスズキのようにインドという独自のストーリーで受賞できている銘柄もあり、2024年度も好調を維持していることから、足元は北米⇒インドに注目が移っていると考えられます。

いすゞや三菱自動車などのAESEANで活躍している会社は引き続き市場環境が厳しく、株価パフォーマンスがさえなかったという構図でした。

型式申請における不正行為の調査を発表

今回自動車の認証不正問題も株価の上値を抑えている可能性が高いです。

今回対象となったのはトヨタ・マツダ・ヤマハ発動機・ホンダ・スズキとなります。

影響を受けやすいと考えられるのはトヨタ

トヨタに関しては現行車種が出荷停止となるため、サプライヤーにとっても影響がでるため、トヨタ系部品にも影響。出荷停止影響がどの程度になるかがわかるまでは不透明感という言葉が付きまといそうです。

そのほかの会社は影響軽微で済みそうです。

今回の件のワーストケースでも業績に与えるインパクトは数%にとどまると思いますので、正直に言えば話を大きくするほどのことではないと思うのですが、とはいえレピュテーションにかかわる問題を抱えてしまったことは素直に株価にネガティブな方向に聞いてしまう可能性があります


さて、1Q決算に向けて自動車株についてどのように考えていくべきか、今の安い位置での押し目買いは有効なのか?

銘柄の強弱感も含めて考えていきたいと思います。
よろしくお願いします!

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