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散歩が苦手だ

いろんな本でいろんな人が、「散歩がいい」「散歩がおすすめ」「散歩しましょう」と言っているので、私も最近散歩をしてみてるんだけど、私は散歩が苦手かもしれない。そもそも外に出るのがあまり好きではないのかも。

外には危険がたくさんだから。

知らない人に話しかけられて、よくわからない宗教のようなものに勧誘されそうになって「あぁ大丈夫です」と言ってあいまいに断ったり、「社会人の方ですか?」と聞かれて「えぇまぁ」と答えて、家に帰ってきてから「社会人の他に何があるんだろう学生に見えるのか?もう33歳なんだけど大学博士課程の学生にでも見えたのか?」とくだらないことを考える羽目になったり、どこから流れてきているのかわからないのになぜか流れてくるタバコの煙を吸わなければならなかったり、交通事故に遭わないように気をつけたり、歩きスマホをしている人にぶつかられないようにしたり、変な人に絡まれたり襲われたりしないか常に警戒していなければならない。

でも、家は安全だ。外敵から身を守れる。

そういえば、幼稚園児だった時、外に出て遊ぶのが嫌で泣いたことがあった。

幼稚園の先生の一人は、「怖いこと思い出しちゃったのかな?」と言っていた。だが違う。

私は室内で楽しく遊んでいたのに、晴れてきたからといって外で遊ぶことを強要されそうになったのが嫌だったのだ。

なぜ晴れてきたからという理由だけで外で遊ばなければならないのか。

私はもっと部屋の中で遊んでいたかった。

なぜ多くの人が、外に出て散歩をしたり運動したり、外に出ることばかりを良いことだと言うのだろう。

もちろん私も外には良いことがあることは知っている。

新鮮な空気が吸えるし、家の中とは違う音や匂いがしたり、家の中では味わえないさまざまな良いこともある。

ただ、そんなに頻繁に外に出ることが必要だろうか?

服を着替えて靴を履いて外に出て散歩をすることが必要だろうか?

部屋着のままベランダに出て空気を吸ったり深呼吸をしたり、景色を眺めたり、太陽の光を浴びたり、月を見たり、星を眺めたりするのではだめなのか?

なぜみんな散歩を推奨するんだ?

もっと気軽に、外を感じたいときにベランダに出たり窓を開けて空気を吸ったり太陽の光を浴びたり景色を眺めたりぼけーっとしたり体操してみたりヨガをしてみたり筋トレしてみたり自分の好きなようにすれば良いではないか。

散歩にこだわらなくていい。

自分にとって良いことは自分にしかわからない。他の人の良いことは他の人の良いことで、大多数の人が良いことだと言っていても自分に当てはまるとは限らない。

私は外出するのは週に2回くらいがちょうど良い気がしている。

他の人のおすすめなんて聞き流して、自分にとって心地がいいと思える日々を過ごしていきたい。

とりあえず、ベランダで他人の目を気にせずに深呼吸したり景色を眺めたりヨガしたりできるマンションの高層階は最高。

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