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Pop!_OSでSteam

Pop!_OS上のSteamでWindows用ゲームの「バイオハザード(Resident Evil 2・3)」が動くか検証するために購入してインストールしてみました。

結論:動きます

以下、インストールの実際のところと所感を書いてみたいと思います。私の場合CGモデリングの参考資料と技術的な興味としてゲームをインストールしたり試したりしているので、ゲーマーな人達とは購入目的や視点がちょっと違うかもしれないことをご了承ください。

バイオハザードRE2・3

インストールしたバイオハザード2タイトルはこのような感じです。「PLAY」と表示されてプレイ出来るようになっています。

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ちょっとプレイしてみましたが・・・普通に動いています。素晴らしい。

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※インストール時の注意点

購入直後のデフォルトでは「サポートされていないプラットフォームです」というアラートが出て「INSTALL」が有効になりません。「せっかく買ったのに」と一瞬面食らいますが、Steam上で各ゲームの初期設定で互換レイヤーを「有効」にチェックすると「INSTALL」も有効になります。

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互換レイヤー「Proton」

「Proton-〇〇」と表示されるリストが互換レイヤー「Proton」です。「Proton」はSteamを開発しているValve社がWINEをベースに独自チューニングを施した互換レイヤーです。2018年にリリースされたわずか3年足らずのソフトウェアですが、急速に進化を続けています。


使うゲームによって互換性が異なるため、設定で好みのバージョンを選ぶことが出来ます。バイオハザードは5.5以降が良いようです。とりあえず比較的新しい「5.9-GE-5-ST」を選んでおきました。

フレームレート比較など詳しいことはYoutubeなどで紹介されているのでそちらを参照するといいかもです。DXVKを使用するとWindows 10のDirectX11に近いパフォーマンスは出ているようです。素晴らしいですね。何度も書きますが、これ、互換レイヤーを介して動かしてます。


他にも「Euro Track Simulator」のデモ版など、いくつか入れて動かしてみてます。↓  どれも普通に動いてプレイ出来てます。

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まだ試したタイトルは少ないですが、私のひと世代前のRyzen 3700X+Geforce 2060 Superでも、普通にプレイする分には問題ないレベルと感じました。(最新CPUとGPUならさらに快適でしょう)

まとめ

プレイ云々の検証はハイエンドなプレイをする方に譲りますが、こうやってWindows版ゲームがLinux上でも普通に動くことにここ近年の技術の進化と開発者達の情熱にありがたみを感じずにはいられません。

私思うに、ゲームに限らず「Windows一択」とか「非クロスプラットフォーム」というのは今どき時代遅れです。特定プラットフォーム依存は未来ではないと正直思います。ただ、そうは言ってもまだまだMac・Winのみのアプリ・ゲームは多く、将来サポートの見通しも不透明なのが現実です。急速な進化を続けるSteamの互換レイヤーProtonはこれらの橋渡しとして十分なパフォーマンスを出していると感じました。


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