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Google Pixel 8に大いに期待

10月4日が待ち遠しいです。スマホの新機種が楽しみなのはホント、何年ぶりだろう?という感じです。



以前(2年半ほど前)、こんな記事書きました。↓

最近iPhoneがようやくUSB-Cになったようで。iPhone11のあたりでUSB-Cになってたら、もしかすると私は今もiPhoneだったかなと思いますが・・・3年遅いよ、というか、あの時Pixel移行した私の判断は間違ってなかったと思ってます。

クックCEO以降、急速にワクワクや魅力がなくなってきているApple。そのエコシステムから脱却するいい理由と機会でしたし、Androidの良さを知らずに思考停止状態で過ごす事もなかったわけですから、USB-C搭載遅れてくれてありがとう、くらいに思ってます。

私は2023年9月現在、あの時に機種変したPixel4aを未だに使ってます。バッテリー持ちもまだ良いし、指紋認証は快適。さすがに最新機種と比べると性能やリフレシュレートが低いのでその点では不満は若干出てきました。今どきなら広角レンズも欲しいところです。

でも、Pixelに乗り換えてから今まで、iPhoneの新機種が出ても物欲沸き立つとか嫉妬することは全くなくなりました。それは最新iPhone15が出てもやっぱり変わりません。単純に、あの高い価格に見合う魅力がある製品とはまったく感じられないのですね。

見た目的観点:Pixelのほうが美的に美しい

iPhone15のフラッグシップモデルは、ボディがTitanium(タィティニアム)だそうで。

なんか、20年くらい前にもPowerBook G4で同じ事やってましたね。↓

ジョナサン・アイブのイギリス訛りの「タィテイニアム」という言葉が脳裏に強く刻まれているので、「Titanium」というワードを聞くとこれしか思い浮かばず、なんかやはり、デジャブ感しかないです。

それよりも、新しいPixel 8にワクワクします。デスクトップモードが搭載されるのも大きいですし、デザインもついにiPhone超えた美しさに到達したと思います。

iPhone 15イメージ:前面はダイナミックアイランドが常駐。背面もコブがついてるようにゴテゴテ。前も後ろもカメラ周りがとにかく主張が激しい。
PIxel 8イメージ:前からも後ろからもスッキリ
Pixel 8 イメージ


特にカメラ周りのデザインが、単純に、Pixel 8のほうがオシャレでかっこいいと私は感じます。Pixel 8 では体温センサーも搭載されますが、それも美しくまとまっています。

技術的観点:単純に、Googleのほうがやろうとしていることが技術的に面白い

AppleとGoogleがやろうとしている事。どちらが今、技術的に面白いか。そこに興味があり、それが製品を図るものさしであったりします。Apple EventとGoogle I/Oを見ればその違いがわかりやすいですね。

最近のApple、なにがしたいのかな?

AppleがApple Eventで強く推しているのは「環境にやさしく」くらいしか感じないです。Apple Eventも一応ちゃんと観ましたが、その思いは変わらず。小芝居も入ったりしてますが、正直、ユーザーではなく投資家に向けてのプレゼン動画のようにしか見えません。それはクックCEOになってからのApple Eventの特徴と言えます。

ジョブズ時代にMacユーザーを名乗れば「Apple信者」とまるで新興宗教信者かのように言われましたが・・・最近の作り込まれたプレゼン動画のほうがよっぽど宗教臭いと感じてしまいます。プレゼン映像や使われる背景が美しく説明が仰々しくなってきているのに反比例するように内容が急速につまらなく感じるようになっていっている、という感じです。

あと、カメラ機能向上をスペックや数値で強調することも増えました。
まるで一昔前のガラケー時代の日本製品みたいです。

Macも、特にデスクトップ系はもうすっかり停滞気味な感じですし、いまや値段もMacの下位機種よりiPhoneやiPadが高いくらいです。

高い拡張性を大々的に謳ったMac Proを、とても買えない値段で、しかもとても買えない値段のスタンド付きで256GBスタートというあり得ないショボさのストレージ容量で出したかとおもったら、それを数年放置した挙句、それよりも高性能なMシリーズCPU搭載して、拡張性のまったくないiMacやMacBook、Mac Studioを出してますから、Macのデスクトップはホント、もうよく分からない。
私の中では「Macのデスクトップはもはや死んだ」ことになってます。

もういっそのことMacに注ぐぶんのリソースをipadOS・iOSに集中して、Macのデスクトップアプリが動くようにiOS・ipadOSをもっと進化させて欲しいのですけどね。

最近のApple製品で唯一面白そうだと感じたディバイスはVision Proですが・・↓

デザインやサイズがいまいち過ぎるのと、普通に一般のユーザーには簡単に手が届かない価格なので、これは期を熟するのを待たないと、なんとも評価が出来ない製品ですね。Appleが開発継続を途中で放り出すかもしれませんしね。

GoogleはAIに本気モードを打ち出している

対して、Googleは、AI技術を強く押しだしており、それを分かりやすく実装していきている。Bardもそうですし、Google Tenser CPUもAIの高性能化を見込んでのチップ開発・ハードウェア開発を行っているのも明らか。

Pixelシリーズの画像処理にはマジックイレイザーという機能がありますが、それも動画にも取り入れていく動きもあり、やろうとしている狙いがわかりやすく、そしてユーザーサイドにも明らかな利便性がある。

Magic Editorなんかはその典型ですね。↓

他にも、

  • リアルタイム翻訳機能

  • 音声認識や文字起こし機能

  • Google WorkspaceのAIサポート機能の強化

  • コーディングのAIサポート

などなど、とにかく、

注力しているコアにAIが据え置かれている

というのが明白です。あれこれやっている機能のコアの部分がブレてないのですね。それがエンドユーザーにも恩恵を感じられるところまで落とし込んでいるところが良い点です。

Androidのデスクトップモードの進化にも期待

これまでSamsung DeXが搭載していたデスクトップモードもPixel 8で実装されることになりました。これは非常に興味深いです。
Samsung DeXとiPad Proとのデスクトップモードの比較動画です。↓

https://youtu.be/XagPLMLlNk0?si=xe0g9XvDIrPysIJX

私の印象では、あくまでもiPadはiPadのままの拡張であるのに対し、Androidのそれはデスクトップモードとして独立している、という点が思想の違いを感じる点です。

よくよく考えて下さい。これ、タブレット同士の対決ではなく、スマホとタブレットの比較動画ですからね。

Androidはスマホとタブレットが同じOSなので、Androidスマホの進化はAndroidタブレットの進化にもそのまま継承されます。

Androidの大元のGoogleがこれを搭載してきたということは、とても興味深いです。普及の本命はChromeOSなのかな思ったのですが、どうもクライアント的な位置づけのままあまり進化が見られないですね。
ChromeOSよりもAndroidのデスクトップモードのほうがよりデスクトップPCライクで生産的な作業にも向いてそうなので、もしかするとAndroidをコンピューティングの中心に据え置く狙いもあるのかもしれませんね。いや、実際にそうなって欲しいという個人的願望を込めていますけど。

AndroidはAppleの中の人が生んだという事実


こうやってApple批判、Google持ち上げの記事を書くと、
「なんだ、Google信者がAppleを批判する記事か」
と思われがちなので、補足。

あまり語られることないですが、Androidって、元Appleのアンディ・ルービンが立ち上げたプロジェクトなのですよね。

シリコンバレーは、蜂の巣と言われているように、GoogleもAppleもMSも中の人たちは入り乱れてます。紐解いていくと、OSの垣根を超えて同じ界隈の人たちで回している、誰かがどこかでかぶっている、というような事を以前の記事でも書きました。↓

私が昔Apple信者だったのは、そこに共感出来る「傍流猛る」ようなフィロソフィーがあったからです。Appleが巨大になり完全なる主流になった今、それをAppleに求めるのはもう難しいのかもしれません。

その、昔のAppleの持っていた、なにか新しいものを生み出そうとするスピリットみたいなものを感じるなら、Appleでなくても良い。Googleでも、たとえマイクロソフトであったとしても、私はそれを応援したいです。

まとめ

10月4日にPixel 8の発表を控え、Pixel Foldなど面白いディバイスを投入してきているGoogle。日本ではAppleがまだまだ強いですが、PixelユーザーとしてはPixelの進化が大いに楽しみであり、期待してます。

ではまた。



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