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デジタルガジェットメモランダム

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3D/2Dグラフィック・デジタル造形・3Dプリンター・物書き。 Pop!_OS・Manjaro Linux・Android・iPad・Macをクリエイティブに使いこなすための備忘…
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#Blender

「ZBrush on Linux」計画、卒業とします。

久々の「ZBrush on Linux」ネタ。前回の記事(↓)。 「ZBrush on Linux」に時間とエネルギー使うのはもう卒業します。表題のとおりです。 クリエイティブ系制作環境のメインマシンをLinuxに移行してから4年近くなりました。その間、MacやWindowsで使っていたZbrushをLinuxで動かす試みにも取り組んできました。具体的な活動としては、 ・WINEプロジェクトにも動作報告をフィードバック ・PixologicにLinux版リリース嘆願メール

【旧来のLinuxユーザー的視点に物申す】Vivaldiは100%オープンソースではないが・・・

前回の記事(↓)の続き。 (私見)Linuxユーザーはオープンソース信者が多いが、私は違う考えです。その頑なな態度が自由度を下げ、普及を阻んでいると思ってます。なにごとも「信者化」は自らの首をしめ、「自由」から遠のく 私がLinuxを使い始めたのは20年以上前になります。ただ、20年の間には、メインをMacにしたりWindowsにしたり、という感じでずっと継続して20年間Linuxを使い続けていたわけではありません。 なので、ある程度、俯瞰して見れる視点は持っていると思

Pop!_OS 22.04:Blenderベンチマーク

これらの記事(↓)の続き。 最新BlenderベンチマークこちらのYoutube動画で、M1 UltraとRyzen 5950XでのBlenderベンチマーク比較が紹介されていました(↓)。 というわけで、この動画の結果と比較するために、私も同じ最新のBlenderベンチマークアプリを使ってベンチマークを取ってみました↓。 以下、比較検証結果です↓。 CPUスコア:454.38 M1 Ultra:382 M1 Max:193 M1 Pro:191 AMD Ry

「私がBlenderのためにLinuxにした理由」に追記

私のnoteで一番読まれている記事、 「私がBlenderのためにLinuxにした理由」。 この記事も公開から1年半経ち、事情も変化したのでそのあたりを踏まえた考察を追記しました↓。 簡単にいうと結論は変わらず。メインOSをLinuxからMacやWindowsに戻す予定は今のところ全くありません。 私は「かわいいOS」が好きなのですが、今やMacよりも最近のLinuxの方がかわいいと思えるので。

M1 Ultra Mac StudioはPop!_OS+Ryzen5950X+RTX2060より遅い

少なくともBlenderではまだまだ M1UltraのMacStudioのBlenderベンチマーク検証動画がアップされてました↓。 この検証によりますと、Blender定番のBMWレンダリングベンチマークではAppleが言うほどのパフォーマンスは出てないようです。 私の「Pop!_OS+Ryzen5950X+RTX2060 SUPER」での結果と照らし合わせると、以下のような結果となりました↓。 CPUレンダリング M1Ultra:1:43 (macOS) Core

Launchキーボード(9):至高のBlender対応キーマッピング

前回の記事(↓) Blenderでのテンキー視点切り替え Blenderではオブジェクトの視点切り替えには、マウスとキーボードでの両方が使えます。とくにテンキーでの操作は使う人が多いでしょう。 Blenderでのテンキー操作がいかに便利かは以下の2つの動画が参考になります↓。 ただ、テンキーはフルキーボードの右側に配置されているので、 ・フルキーボード必須。ゆえに場所を取る。マウスが遠くなる。 ・一旦マウスやペンタブから手を離さないといけない ・右利きの人はマウスやペン

謹賀新年2022

当noteを読んで頂いている皆さん、コメントをくださっている皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。 ZBrushとBlender(on Linux)で作った今年の干支で新年のご挨拶とします。

Linux・使用アプリリスト(2021年12月)

前回(↓)の続き。 ブラウザ・メイン:Firefox  サブ:GoogleChrome、Microsoft Edge ・理由:Firefoxに惚れ直したから。Google依存過ぎ予防。 Mac・WindowsではChromeを長らく使っていたので、Linuxにメインを移行してもChromeを使っていました。しかし、Firefoxに惚れ直しました。 このあたりは以前にも詳しくかきましたので参考までに↓。 メール・メイン:Geary  サブ:なし ・理由:軽い・シンプル・UI

サブマシンMac mini 2018

最近あまり触っていなかったMac。だいぶ放置していたのでそろそろ色々とアップデートしようかと思い立ち、久々にMacも触ってます。 最後のインテルMac mini iMac 2015はLinux化してしまったので、私が所有するMacで現役稼働するMacは現在このMac mini 2018のみです。一緒に買ったLG Ultrafine 5kディスプレイが先日お亡くなりになったので、応急処置でASUSの27インチ2Kに繋いでます。 Macはスケーリングがデフォルトでオンになって

プログラミング・デジタル造形・Linux=創作の動機

とても共感する記事を見つけましたので、引用させて頂き、私もひとことふたこと書きたいと思います。 WordPressのソースコード読んだことありますか?以前にも書きましたが、私は昔、P_BLOGとLoggixというブログエンジン開発プロジェクト活動をしていました。↓ 開発を始めたのはMovable TypeやWordPressが出たのとほぼ同時期です。先行するMovable Typeのコードと仕組みを見て「こんなん、ダメだ」と思ったのがオリジナルブログエンジン開発を始めた初

Blender 3.0α on Pop!_OS21.10β

前回(↓)の記事の続き。 レンダリング速度が進化結論から書きますと、同じハードウェア構成で ・Pop!_OS21.10β ・最新NVIDIAドライバ ・最新Blender3.0α の組み合わせでレンダリング速度が著しく向上しています。 Blender 2.9 on Pop!_OS 20.10↓ Blender 3.0α on Pop!_OS 21.10β↓ CUDA、OptiXともに著しい進化が見て取れます。NVIDIAドライバーのアップデートも貢献していると思います

Launchキーボード(4):ホームポジションで「一瞬だけテンキー」

前回↓の続き。 Launchキーボードは86キー。いわゆる80%キーボードの部類です。よってテンキーがありませんが、ファンクションキーのレイヤーを4レイヤーまで自由に設定することが出来ます。つまり、ホームポジションから動かさず「一瞬だけテンキー」に切り替えるように設定することも可能です。 右手ホームポジションにテンキー設定画像はレイヤー2にテンキーを割り当てたものです。「Fn」キーを押すと設定が登録済のキーだけがバックライトで光るので分かりやすいです。↓ キー設定はアプ

Ryzen 5950X + Pop!_OS

Ryzen 5950X換装Ryzen 5950X (16コア32スレッド)が届きました。早速Pop!_OS Linuxマシンに換装。3700Xからのアップグレードです。 Pop!_OS 20.10にて無事稼働しました。 (関連資料URL) 3700XとのBlenderレンダリング比較以前行ったRyzen 3700XによるCPUレンダリング対決をBlender公式サイトで配布されているデータで検証してみることにします。16コア32スレッドが稼働率100%で動く様は壮観です

【Neovim】Vim再び。枯れた技術とオープン規格について考える

普段の記事書き、メモ書きはVSCodeを使ってプレーンテキストのマークダウン書式で書き溜めています。が、去年メイン環境をLinuxに本格移行してからは昔Ubuntuをメインにしていた頃に使っていたVim(NeoVim)も再び使うようになりました。今回は、枯れたアプリであるVimをベースに派生したNeovimを使いつつ、枯れた技術、オープン規格について考えた話をつらつらと。 Vim再び。WindowsやMacでは私はなぜかあまり使う気になれないVimなのですが、Linuxでは