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Launchキーボード(4):ホームポジションで「一瞬だけテンキー」

前回↓の続き。

Launchキーボードは86キー。いわゆる80%キーボードの部類です。よってテンキーがありませんが、ファンクションキーのレイヤーを4レイヤーまで自由に設定することが出来ます。つまり、ホームポジションから動かさず「一瞬だけテンキー」に切り替えるように設定することも可能です。

右手ホームポジションにテンキー設定

画像はレイヤー2にテンキーを割り当てたものです。「Fn」キーを押すと設定が登録済のキーだけがバックライトで光るので分かりやすいです。↓

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キー設定はアプリで自由に割当可能。私はこのように割り当てています。↓

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↑右下のファンクションキーに注目。これを「レイヤー切り替えスイッチ」に割り当てています。

つまり、ここをクリックすると右手ホームポジションがテンキーになり、もう一回クリックすると通常モードに切り替わる、という「NumLock」と同じ設定です。

左側のファンクションキーの「Access Layer 2」に注目。これは「レイヤーにアクセスするキー」に割り当てています。↓

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アクセスとスイッチの用途の違い

このアクセスとスイッチは以下のように使い分けます。

アクセス=キーをホールドした時のみ有効。一瞬だけアクセスしたい場合
スイッチ=完全にレイヤーを切り替えてしばらく使いたい場合

このキー自体もどのキーを使うかは設定アプリで自由に変更可能です。
私は2つあるファンクションキーをアクセスとスイッチに割り当てた、というわけです。とくに「アクセス」のほうは

「ホームポジションのままちょっと一瞬だけテンキー」

という使い方に非常に便利なのです。

「一瞬だけテンキー」はBlenderで超便利

実はこの「一瞬だけテンキー」機能、Blender使い的に一番期待していた機能でした。テンキーは数値入力時に大いに活躍しますが、私のようなBlender使いにも大きな恩恵があるからです。

理由は、ビューポートナビゲーションのショートカットがテンキーだからです。数値で視点切り替え、長押しでオブジェクトをくるくる回したり、「1」でカメラビューに切り替える仕様です。↓

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このように↑「`」キーを打つことでこのようにパイメニューを表示してマウスか数字キーで選択することも可能です。しかし、いちいちパイメニューを表示するよりキーボードで右・左・上・下にオブジェクトをぱぱっと切り替えたり回せたりするほうがやはり便利です。

「数字キーなら上の段に横並びにあるじゃないか」という意見もあるかもですが、やっかいなことにBlenderの「頂点・エッジ・面」の切り替えが「1・2・3」に割り当てられています。私はEditモードでこれを多用します。なので上の段の数字キーをオブジェクトのナビゲーション専用に使うとこのショートカットが使えず不便なのです。

「テンキーレスなら右上3つの真ん中にNumlockがあるじゃないか」という意見もあるかもですが、

Numlockは遠い

です。しかもキーボードを見ずにブラインドタッチで遠くの「Numlock」を「シュパン!」と狙い撃ちして綺麗に・正確に・頻繁にヒットさせるのはなかなかハードル高いです。しかもいちいち右上に伸ばして「ロックして」テンキーにして使ってもう一度伸ばして「ロック解除する」、というのは「一瞬だけ使いたい。しかも頻繁に」という私には腰が重いのです。

ホームポジションから手を動かさず一瞬だけテンキーに切り替えて使える、というのはBlender使いにとっても非常に便利な機能です。これでNumpadのエミュレーションをONにしなくても良くなり、パイメニューでもテンキーモードでもオブジェクトをささっと操作することが出来るようになりました。

メリットとして、通常のテンキーのように右手を大きく右に動かさなくてもよくなります。デメリットは・・・

ありません。メリットしかありません。

素晴らしい。

まとめ

カスタマイザブル・キーボードというのが売り文句のLaunchキーボード。売り文句通り、テンキーの設定も自由自在で非常にカスタマイザブルです。
控えめに言ってほんと最高です。


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