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自分色にKPI設計せよ

こんにちはhissyです。みなさんの会社や組織にKPIってありません?何かしらありますよね。なんだったら、KPIだけで両手両足で収まらないくらい大量に。

そうですね、サラリーマンの大好物KPI。”KPI”って言っておけば何かカッコつくみたいな、スタバにmac book airくらいドヤれるワードですよね。

「えー、我が部署の主要KPIである✗✗の前四半期におけるYoYは・・・でありまして、GAPを埋めるためのアクションプランとして次の3つを考えております。まず、、、」

はいっ、もうデキそうですよね。なんか雰囲気的に。かっこよくないですか?

そんな、みんな大好きなKPIですが、ちゃんと設計・運用できていますか?今日はKPIの設計の仕方をご紹介したいと思います。

KPIは何でもOK。むしろ都合よく作ってしまおう

ちょっと待てhissy。何でもOKって、それはないでしょう。なんかフレームワークとか使うんじゃないの?ビジネス書に色々かいてあるで。と思ったそこのあなた、「洗脳されているだけです!」どういうことか説明していきます。

KPIはだいたい、売上(か利益)を分解したものであることがほとんどです。例えば以下のような感じで、どんどん細かくなっていくことはありますが、足し算か掛け算の合計が売上(か利益)になるように組み立てられています。

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この足し算/掛け算、MECEだったら何でも良いんです。ほんとに何でも良いんです。だって、足し算でも掛け算でもKPIが上がれば売上(か利益)が上がるわけですから。KPIというのは、ただの変数であり(おバカな)人間が事象の因果を理解・納得するための道具以上でも以下でも無いのです。

なのに、なのに、です。

「えー、我が部署の主要KPIである✗✗の前四半期におけるYoYは・・・でありまして、GAPを埋めるためのアクションプランとして次の3つを考えております。まず、、、」

この重要そうな感じ。

はい?って感じですよね。けどみんな一度KPI作られると意外と真面目に従って上がった下がったで一喜一憂していません?そこが付け入るスキなのです。

都合のよいKPIを作ってしまおう

さて、”そんな”KPIですから、誰が一番、得をするかわかりますか。そうです、KPI設計者です。KPI設計者は自分にとって都合の良いMECEなストーリーを作ってしまえば、あとは皆が自分の(出世)ために動くわけです。ですので、絶対にKPIは作る側に回りましょう。

KPI設計者になることで売上・利益が上がったときに「誰のおかげで上がったことにするか」という合意形成の中心に自分を近づけることが可能になります。売上・利益の組み立て変数のどれを因果の原因とするかを自分で決められるからです。

なるほど、だけどhissy、そんなに簡単にKPI作る側に回れるわけ無いやん。私ただの平社員やで。

大丈夫です。簡単に作る側に回ることができます。

自分の部署のKPIを更に分解してしまおう

なにも最初から会社すべてのKPIを設計する必要はありません。まずは自分の部署のKPIを更に分解してしまうことから始めましょう。例えばあなたの部署のKPIが”既存店舗の売上”であったとしましょう。そして、あなたは店舗内でのキャンペーンの実施による売上増のアイデアとそれに対する確度の高い自信があったとします。であれば私ならこうします。

特定のエリアだけに限定し、その限定エリアの既存店舗だけで自身の企画を実施し、それ以外の店舗との売上増減率の差分を見ます。

つまり、

既存店舗売上=(エリアA店舗売上 + エリアB店舗売上)

と、再定義してしまって、エリアAの売上を自分の企画で上げてみせるのです。

いやいや、うちの上司は頭が固いからチャレンジなんてさせてくれないよ。。という人のために上司の動かし方は別で書きますのでご安心を。

そうして少しずつKPIを自分都合に変えていくクセがついたら、こっちのもの。徐々に組織が自分を中心に回っていくことになります。すると自分にとって仕事が楽になっていきます。

というわけでKPIを操って職場で自由になっていきましょう。

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