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目の悪い月

カーテンの間の、10センチ程の隙間からちょうど月が覗いていました。光の筋が部屋に入ってくるわけではないところ、おそらく朧月なのでしょう。もう寝ようと部屋の電気を消し、布団にゴロンと横になったところで、目を閉じずにスマホを取る羽目になったのは彼女(?)のせいです。

南向きの私の部屋には時折こうしてカーテンの間から月明かりが差し込みます。ある時、とても眩しくて目を開けてそれを仰いだことがありました。

その満月の大きいこと大きいこと。地上から見える月の大きさを1センチとすると、その2倍はあったでしょうか。

私は目が悪く、裸眼では0.1もありません。典型的な近視。つまり、遠くのもののピントが合わないのです。ぼやけて幾重にも重なって見えます。

それが明るい大きな満月だったらどうでしょう。普通の人が見るよりもさらに大きく見え、眩しく思われるのです。目が悪いのに大きく見えるなんてなんだか不思議だなぁと思います。

今日の月も見えているわけではありません。ただ、夜空高いところに1つポツンと青白い形があったから、そうだと思って眠りにつくのです。

おやすみなさい。

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