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異動前の苦手な上司

今日の出来事

昼休みにたまたま異動前の病棟師長が1人で食事をしていた。私の勤務が遅番だったため、私とその師長が休憩室に2人という状況になった。
この師長とは、1年前にウマが合わず私としても未熟な所もあり異動届けを出したほどだった。。。

異動届けの理由としては、

①看護師歴も7年あり、訪問看護も4年経験あるのなら大丈夫と「病棟の動きに慣れるまで時間がかかる」と私の不安要素を知ろうとしない。
②減点主義で物事を捉えて、周りにも聞こえるように大きな声で人格批判をする。「あなたはおかしい」等。
③陰口を師長が中心となり、取り巻きの3人に吹聴することをナースステーション内で行うため、病棟の雰囲気が悪くなった。(当時は他のスタッフに対して特に申し訳なさを感じた)


場面は昼休みに戻り2人の空間で沈黙が続くこと(たぶん)3分程。。
このままだとアドラー心理学の学びが無駄になると思って口を開いた。

私「お疲れ様です。以前は挨拶もせずに異動届けを出して申し訳ありませんでした。」

師長「あ…◯◯さん、今の病棟ではいきいきされているようですね。あなたは始めから真面目でしたからね」

私「◯◯病棟ではご迷惑ばかりかけました。あれから反省して、コロナの影響で自分と向き合う時間も増えたので本を読んだり、カウンセリングの勉強も始めました。師長さんのおかげです」

師長「そうなの。どんな逆境も学びに変えていけるわね」

私「ありがとうございます。」
……しばらく沈黙

私「正直、入職当初からどんどん減点されていくような気がしたり、スタッフがいる中でのお叱り。とても辛かったです。けど、今となっては私自身病棟のしきたりや流れみたいなのを学ぼうとする気持ちが薄かったと反省しました。」

師長「あの時は私もリーダー業務ができるスタッフをとにかく増やしたいと焦っていた。」

このようなやり取りがあり、最後には師長からも「また何かあったらよろしくね」という言葉をいただけた。

出来事の振り返り


リフレーミングとは、短所を長所に変えて表すことだが、減点主義や人前で叱咤する師長に対して、「もしかしたら私のことを思って…」なんて言い方は自意識過剰だし、とても恥ずかしくて言えなかった。
リフレーミングした言葉は自分のなかだけにとどめた方が良いのかもしれない。

またラポール(信頼関係)の形成で注意する点は、
・共通点探し
・本音トーク
・感情交流
・ポジティブなやり取り
と言われているが、私としては無理に共通点を探す必要もないし、変にポジティブな言葉を使いたがる必要もないと感じた。

辛かったと本音を伝えたことで、「実はあの時~」と師長の事情も聴くことができた。
まだまだ超浅い関係性だが、お互い感情の交流は出来たように思う。

苦手な人に対して、信頼関係を築くには
リフレーミングを自分の中で行い、本音を伝え相手の感情を聞くことが大事なのかなと思った。

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