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アドラー式コーチング
部下は誉めろ、誉めるな?
アドラー心理学では、部下に対して褒めることは「相手の自律心を阻害し、褒められることに依存する人間をつくり出してしまうことになる」とのこと。つまり、人を褒めるという行為は、相手の自律性を奪って、コントロールしやすい都合のいい人間に仕立てようとしている行為であるため誉めるなと言いたいのだ。
しかし、コーチングでは承認スキルとして人はよく誉めて育てよとある。
一見真逆のことを言ってるように思うが、実は共通のことを言っていた。
アドラー心理学では、人を育てるには「横から勇気づける」ことが有効。人が最も勇気が湧く時は、組織や共同体への貢献を「横から感謝された」ときである。こうした感謝を何度も受け取ることによってのみ、人間は自律的に成長していく勇気を獲得することができるとアドラーは言う。
コーチングでも、「あなたは優しいね」等と誉めるのは、お世辞と捉えられやすく、また断定的な評価となりやすい。その評価が的外れだと不信感にも繋がるので、「あなたは優しいから私が助かっている・感謝している」と伝えた方が受け手は承認+貢献感を感じると。
2つの共通する人を誉める時というのは
①(外見など)直接的に誉めるのではなく、成長や経過を誉める。
②行動に対して、自分の気持ち(嬉しい・楽しい・嫉妬)を伝える。
③行動に対して、組織のプラス変化(風土、売上、影響)を伝える
ことを意識すると良いのだ。
別々の本を読んで、共通点を見つけた時はめちゃんこ楽しいなと思います。
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