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モルヒネと息苦しさへの看護
呼吸困難とモルヒネ
聖隷三方病院:緩和支持治療科より、エビデンスと経験に裏付けされた実践が、とても分かりやすかったので、学びの振り返り。
※終末期での呼吸困難に対するモルヒネが有効な病態
酸素飽和度(spo2)94%以上維持
呼吸回数24回/分以上の頻呼吸
痰の量が少ない
不安が強くない
モルヒネの適応有り。
反対に
著名な低酸素血症
呼吸回数24回/分未満
痰が多い
場合は、排痰ケアや体力を極力奪わないように、清潔ケアを行う。ひたすら安楽な状態を目指すケア。
不安が強い場合は抗不安薬の適応がある。
では安楽を目指すケアとは。(息苦しさに対して)
【環境調整】
・低温な気流
→夏なら窓を開けて換気、うちわ、扇風機等
・ナースコールの位置と固定
・呼吸困難時の薬があって患者が正しく使えるなら、薬を予め手の届くところに。
【酸素療法】
・酸素療法を行いながら、患者が動けるようにチューブの長さ調節
・口渇対策
→動けて飲めるうちはいつでも手の届くところに水分を。寝たきりになれば、スポンジやガーゼに水を浸して口の中だけが潤う程度に。
【姿勢】
・基本的には頭が高くなるような姿勢が楽
→座ることで、肺はよく膨らむ。
【リラクゼーションやマッサージ】
・いつでも近くにいるということを体感的に伝えることで安心感に繋がる。
今日の夜勤
息苦しさを訴える100歳越えた患者さんがいるので、振り替えれて良かった。さぁ実践。
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