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ロシアの廃棄物について①

ロシアの廃棄物について

ロシアのモスクワに行ってきました

ネットで検索すれば色々と情報は掴めますが、現地の人に直に会って話を聞いたり、街を歩きながら現地の人の生活行動を観察することで、新しく理解できたこともありました

◼️目次
1.廃棄物の状況 ⬅⬅⬅ 今回
2.これからの方針
3.個人的な感想、他情報など


1.廃棄物の状況
ロシアの一般廃棄物の年間排出量は7000万トン以上(都市ごみ)あるなか、焼却施設などが不足しいて、ちゃんと処理できている割合は1割程。残りの9割は埋立処分。(各地の埋め立て処分場は飽和状態)

違法な埋め立てが多く、毎年2万件以上発生している。
また現時点で明らかになっている都市居住区内に存在する違法埋立地の数は約190箇所。

一部地域では分別分別収集も開始。
しかしこの動きも本当にここ最近からで、現実のところはまだ分別する文化が十分に浸透できていない。

私が訪問したモスクワでは2019年1月1日より自治体レベルでの分別収集をスタート。
分別詳細としては、以下2分別
・リサイクル可能なゴミ:プラ、紙、金属、ガラス ➡青色コンテナ
・リサイクル不可のゴミ:生ゴミ、衛生ゴミなど ➡グレー色コンテナ

青色コンテナのゴミは、収集後選別してから各処理向上にて再資源化の工程へ。
(モスクワでは現在処理工場3ヶ所。これから12ヶ所新設していく計画)

グレー色コンテナのゴミは、焼却や堆肥化、埋立処分へ。


⬇︎はモスクワ市街地のゴミ箱。
この中に残渣・紙・プラ・缶・ビン・タバコの吸い殻(火が付いてるのもあった汗)が一緒になって入ってました

人の習慣を急に変えることはとても難しいとのこと。これに限った事ではなく、人は全ての行動の習慣を変化させるのは本当に難しい。
個人間の意識の強さや工夫しだい。 

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