秘書のお仕事

初めまして。現在、皆様が恐らくCMや日常生活の中で名前を耳にしていらっしゃるであろう某大企業の社長秘書を務めている者です。営業支社で働いていたところ、突然人事より秘書部への異動を任命され、そこから数年間、役員秘書として働いています。

まず秘書のお仕事について、簡単にご紹介したいと思います。皆さんが恐らく一番最初にイメージされるのは「スケジュール管理」かと思いますが、確かにメインの業務はその通りです。しかし、ひとくちに「スケジュール管理」と言っても、その予定を決めるまでにあらゆる情報を収集し、秘書の中で幾多の判断を下しています。

皆それぞれが平等に持っている「時間」ですが、「社長」という色がついた「時間」は、会社に巨大な影響をもたらすものになります。現場の社員が何年も努力して必死に積み上げてきたものを最後形にして、将来それを継続出来る様に後押しするのは「社長」という肩書が効果的である場面が多かったり、株価を左右するのも、会社の経営計画を決定するのも、会社を買収するのも、最終的に決定するのは社長です。

当社の成長の為に「社長の時間」をいかに有効且つ効果的に使えるか、ありとあらゆる情報を取りにいき、目を光らせ、考え、環境をフル活用して、社長の時間(=生活)を作っているのが秘書であると考えます。

・・・と、ここまでは堅いお話になってしまいましたが、日常は想像以上に泥臭く、走り回る毎日です。「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイをイメージしていただくとわかりやすいかと思います👠昨日も、30分でダッシュで4~5個程度の用事を済ませて、帰社する頃には会食場所のお店に予約確認の電話をしながら走りつつ、ランチミーティングのお弁当や社長のおつかい、手土産等で手も腕も肩も荷物で全て埋まっていて身動きが取れない為、知らない方にエレベーターのボタンを押してもらう始末でした(笑)

そんな目まぐるしい生活を数年続けておりますが、手土産・接待場所をはじめとし、社交文書(御礼状や案内状など公式に出状するお手紙)や、冠婚葬祭のマナーなど、秘書ならではの情報が蓄積されてきましたので、発信することでどなたかのお役に立つことが出来れば幸いです。

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