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アボカド(実生)

 アボカドを種から育てている話(2023初冬~現在)。
 安くなっているときにまとめ買いして試してみることにした。


1.発芽チャレンジ

 中身は普通に包丁を入れて割って食べた。その後、種をよく洗って爪楊枝を刺して水につけただけ。面倒だったので種の底を削ぐ、皮をむくといった処理はしていない。
 だいぶ涼しくなってから始めたからか、種が割れて根が出るまで1カ月以上かかったと思う。水替え頻度はかなりずぼら(数日~1週間おき程度)。

2.発根~鉢上げ

 11月下旬に差し掛かった頃、白い根が出てきた。いったん発根した後は日に日に目に見えて長くなっていく。そのまま水耕栽培でもよかったのだが、芽が伸びて葉がすこし広がってきた段階で土に植えることにした(12月中旬)。これは、今後の経過によっては真冬に鉢上げの必要に駆られるのでは?という不安による。
 ポットは、伸びた根っこを切らずに済むよう、1ℓサイズのペットボトルを再利用した。好きな深さに調整できるので良い。その後は大体10日に1回程度で水やり。
 無事に根付いて葉っぱも大きくなり始めた。

鉢上げから少し経った図

3.鉢上げ後~植え替え

 1カ月程度で根がポットの底に届いた。様子を見ていると、細い側根もどんどん増えていく。早くない?室内だから??

1月末。

 2月、真冬の鉢上げは嫌だと思っていたくせに、あまりに窮屈そうなので植え替えるべきか悩む。アボカドは根の傷つきに弱いらしいという情報と、あまり大きくしないために根を切って植え替えても大丈夫という情報があり、どうしたものか更に悩む。見るからに根が回ってきているのに、春まで耐えられるんだろうか?こんなことになるならもう少し水耕栽培を継続しておくんだった。……などと考えているうちに暖かい日が続くタイミングがあった。今なら「春が来たから植え替えましたよ」と誤魔化せるのではないか。
 慎重にペットポトルから外して、極力根を折らないように気を付けた。土を払ってみると主根以外は短め。横幅が窮屈そうだったので、手持ちの鉢から高さのある3号サイズくらいのものを見繕った。
 作戦通り(?)、植え替え後もしおれることなく新しい葉っぱが見えてきた。よかったよかった。

4.現在

 かまいすぎないように気を付けながら水やりをしている。ふと鉢底を確認したらまた白い根が伸びてきていたので、無事に冬を越せたはず。
 個体差かなと思いつつ、幹の長さに対して葉っぱが大きいのがずっと気になっている。なんなら幹より長い。色んな画像ではもっと縦に伸びているのに。まあ元気だからいいけど……。

近影。

4.所感

発芽について
 寒いと種が休眠状態に入るため、冷蔵庫に入れていない方が発芽率が良いらしい。うちで発根したのも常温で置いていた実の種だった。
 ほぼ同時期に3つの種を水に浸け始めて、根が出たのは1つ。
良い点
 改めて栽培キットを買ったりするわけではなく、自分が食べるもので挑戦できるので金銭的・心理的ハードルが低い。仮に失敗しても罪悪感が少なくて済む。
 生長スピードが速いので変化が分かりやすい。育ててる!という感じがある。暖かい季節に始めたら根が出るのも早いはず。
 種が割れて芽が伸びていくというビジュアルが可愛い。
反省点①:自分の性格と植物の特徴
 いったん育ち始めたものをどうこうすることが苦手なので、3つの種すべてが発芽していたら今のように楽しめなかったのでは?と、後から気付いた(芽かきや間引きに抵抗があって家庭菜園がうまくいかないタイプ)。特にアボカドは大きくなる植物なので、成長していくと手に余る可能性があるということをもう少し考えるべきだった。
 今後実生チャレンジするときは、仮にすべて発芽した場合どうするのか、その後も面倒を見きれるのかイメトレして臨む方が良い。
反省点②:ポットについて
 ペットボトルの再利用、高さの調節ができる&土と根の様子が分かるというメリットがある反面、下の方の土にも直射日光が当たるので蒸れやすそうだなと思った。
 目打ちで排水用の穴をあけるときは、かなりの数をあけておかないと形によっては底に水が溜まってしまう。
反省点③:鉢上げ
 鉢上げの時、ビビらずに種の部分をもう少し深く埋めるべきだった。植え替えるときに思ったより浅いところで根がもにょもにょしていて、実は土をしっかり掴めていなかったのでは?と感じた。最初の植え付けがしっかりしていたら、根の回り方も違ったかもしれない。

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