見出し画像

ルビーネックレス(挿し芽)

 初心者に自信を付けさせてくれるルビーネックレスの話。

 1月上旬、メルカリで購入した多肉植物のオマケとして、ルビーネックレスが同梱されていた。全長10センチ程度で茎は細く、葉っぱも小さかった。調べてみると初心者向け、増やしやすいとのことだったが、挿し木・挿し芽からの成育経験があまり無いため、なんとも頼りなさげに見える。うまくいかなかったらそれはそれ、と思って小さな容器に土を入れて挿した。

 失敗に終わるのではないかという不安をよそに、1週間も経たないうちに根が確認できた。小さな新芽が出た。少し水をやったら萎れていた葉がぷっくりと膨らんだ。『多肉植物図鑑』を参照すると冬型とのことで、なるほど今の時期は生長しやすいのかも?すごいな~と様子見。

土に挿して1週間
約1か月後(2月中旬)

 これがまあ、よく伸びよく増える。少しずつ気温が高くなり、日照時間も延び、すこしだけ春の兆しが見え始めた2月下旬からめざましいスピードで葉が増え続けている。茎をなるべく土の上に置いているのもよかったのかもしれない。節から根が張って、たくさん水や栄養を吸収できているのかも。
 園芸店で売られていた苗の葉っぱはとても大きくて「うちにいるのと印象が全然違うな……」と思っていたが、記録を見返していると2か月足らずで別人(植物)になったので、きっとそう遠くない未来アレになるんだろう。うん。

約2か月後。新芽が爆増している図

 うちいにいる植物のなかでもトップクラスに成長・変化が速いので、「植物育てるのに少し慣れたかも」とか「うまくお世話できてるかも」という気持ちにさせてくれる。枯れたら枯れたで仕方ねえ、くらいの気軽さで接し始めたのに……。でもそれくらいの距離感が合っていたのかもしれない。
 当たり前だけどその植物にとってどの時期が快適なのか、というのは本当に大切で、目に見えて違いが分かるものなのだなと学習した。冬の室内で休眠している株が多かったので、成長ぶりが余計に輝いてみえた。他の鉢にしばらく変化が無くても焦らなくなったのはルビー氏のおかげかなと思う。

 参考にした書籍はこちら。シンプルで見やすい&使いやすい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?