【スタッフ私物】ナッパレザーのトートバッグレビュー
こんにちは。HIS-FACTORYスタッフのあゆみです。
春らしい陽気が少しずつ増え、桜の開花ももうすぐな今日この頃。
今回はそんな春にもぴったりな、ナッパレザーを使用した「クリ手トート」・ナポリカラーの使用感についてレビューしたいと思います！
HIS-FACTORYの製品は、プエブロやミネルバボックス革をメインで使っていることが多いので、ナッパレザーって何？っていうところからまずは説明していきたいと思います。
ナッパレザーとは？
ナッパレザーは、アメリカのナパ(Napa）地域で作られていた革が語源です。細かいシボが特徴で、柔らかく耐久性に優れている革を指します。
HIS-FACTORYで使っているナッパレザーは、イタリア・トスカーナのバケッタ製法を用いて鞣された、伝統ある植物タンニン鞣し革です。（このバケッタ製法は、1000年前のレシピを元に作っているのだとか！）
シボ（凹凸）があるタイプに「ミネルバボックス」という革がありますが、こちらは凹凸がしっかりあるタイプ。革の厚みはナッパレザーの方がミネルバボックスよりも0.2mmほど薄いです。
こちら↓がナッパレザーの細かいシボ。パッと見はそこまでシボがわかりませんが、このシボがあることで革独自の表情が表れます。
クリ手トートの使用感
革が柔らかいのでとにかく持ちやすいです。主に仕事に行く時に使っていますが、お弁当箱や水筒などもすっぽり入るのに、見た目がそんなに大きく見えずコンパクト。とても気に入っています。
実際入れている中身を取り出してみました。（私物感がすごい・・。お財布のクワトロがiPhoneよりも小さい…！）
横長のお弁当箱と350mlの水筒が入るので、大きすぎず小さすぎずちょうどいいサイズ感。
ナッパレザーを使うのは初めてですが、傷がつきにくいなという印象です。（傷がついても擦れたりして目立たなくなっているのかも。）
シボも細かいので、ミネルボックスに比べるとシボの部分が黒くなることもなく、全体的に良い感じに育っています。
以前ミネルボックスの名刺入れを使っていたときは、シボに汚れがすり込まれて黒ずんだ感じになってしましました。今のところ、ナッパにはその兆しはないですね。（まぁ黒ずんだ感じも味といえば味なんですが）
ナポリの経年変化
見た目が完全に茶系の色味なのですが、実はこれナポリ（黄色）。新品の状態の写真がこちら。サイズはLサイズです。
https://his-factory.com/products/bag/orecchio
使う頻度としては週3程度で、特にメンテナンスも行っていませんが。これだけ艶が出てきます。（面倒くさがりな私にピッタリ！笑）
使い込むほど艶が出てくるのは、オイルをたっぷり含んだ革ならではです。使って半年くらいですが、これからどこまで色艶が変わってくるか楽しみです。
このクタっと感、シボ感、艶感がとても気に入っています！！
新型のクリ手トートの記事はこちらでご紹介しておりますので、気になった方はぜひこちらもご覧ください！
https://his-factory.com/archives/18854
私が使っているのは旧タイプで、現在はサイズや仕様が変更になっています。他のお色など気になった方は、ぜひお問い合わせくださいね。
革工房ショップHIS-FACTORY（ヒズファクトリー）とは？
HIS-FACTORYは、鞄をはじめ財布・名刺入れなどの小物類まで、イタリア製植物タンニン鞣し革を用いてハンドメイドで製作している、すみだの工房ショップです。隅田川のほとり、スカイツリーが大きく映える空の下の工房で、ひとつひとつ丁寧に製作しています。工房で製品を作りあげるのはもちろん、お客様へお届けするのも、工房から行っております。
代表：
中野克彦
住所：
〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋1丁目16番5
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