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お腹が空いていないのに、食べたいのはなぜ?

食生活を見直して、食事量は減ったものの、お腹がいっぱいなのに、寝る前の甘い物が止められない自分には本当に困りました((+_+))。単なる悪い習慣か、ストレス解消の為か、意志が弱いだけなのか・・・。

そもそも、どうしてお腹は空いてないのに、食べたくなってしまうのか?先ずは食欲について勉強してみました。

普通だと、食欲が湧くのは、①血液中の血糖値が下がった時、②空腹時の胃から「グレリン」というホルモンが分泌された時に、大脳に信号が伝わり、摂食中枢に指令が届いて、食欲増進となります。

食事を始めて20分くらいすると、①血糖値が上昇、②脂肪細胞からレプチンが分泌される、③消化器からもホルモンが分泌されて、大脳に伝わり、満腹中枢に指令が伝わると、食欲が抑制される。これらが「恒常的摂食調節」という食欲に関しての仕組みです。

お腹が空いていないのに食べてしまう、いわゆる「別腹」はこれとはまた違った仕組みで、「快楽的摂食」とも言われるようです。嗅覚・味覚・視覚からの外的刺激が引き金となって、意識的な食行動を促すというものです。何とかコントロールしたいのは、この「別腹」の仕組み!確かに、目の前に美味しそうな食べ物あるのを見たり、香りをかいだり、以前食べた時の美味しかった味を思い出すと、お腹がいっぱいでも食べたくなりますし、食べられてしまいますよね。

これは「オレキシン」という覚醒状態を維持するホルモンが関係しているそうです。このホルモンが正常に働かないと睡眠障害「ナルコレプシー」になるそうなので、大切なホルモンです。通常、オレキシンは血糖値が下がった時に分泌されるそうです。お腹が空いている時に目が冴えるのは、このホルモンの働きのせいなんですね。

また、食べ物を見て「美味しそう!」と思った時にも分泌され、食べたら「満足感、満腹感が得られるはず!」という今までの経験からの脳の判断で、胃を緩めて小腸に内容物を送りだし、胃に新しいスペース=別腹を作るそうなんです。脳やオレキシンの働きってすごいです!

その仕組みで考えると、外部刺激、つまりはお菓子を見ない・甘い香りをかがなければ、「別腹」スペースを作らず、余計に食べる事もなくなるという事。余分なお菓子は買い置きせず、早く寝てしまうのが一番良い方法です。十分な睡眠は健康にも良いですし、これに運動も加えれば、消費カロリーも増加してゆくはず。という訳で、小腹が空いた時の為に買ってしまいがちだったお菓子類を買わないようになりました。

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