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テニスボールで筋膜リリース

最近よく耳にする「テニスボールで筋膜リリースをすると痩せる」という話。大変な筋トレや有酸素運動をしなくても、ウエストがくびれるというのには興味津々です。

そこで、筋膜リリースでどうして痩せられるのか?を調べてみます。筋膜とは筋肉を包む膜の事です。筋膜にも種類があり、

①浅筋膜→皮下組織にある筋膜 

②深筋膜/腱筋膜→全身の筋肉を繋げる筋膜 

③筋外膜→筋全体を覆っている最外層の筋膜

④筋周膜→いくつかの筋線維を束ねて覆っている筋膜 

⑤筋内膜→筋線維1本1本を包む筋膜

筋肉全体を包む筋外膜から、筋肉を構成する筋線維を包む筋内膜まで、筋肉の内側からも外側からも、筋膜は筋肉を覆っています。また比較的体の表面に近いところから骨のあたりの深いところまでも存在し、立体的に筋肉を包み込んでいるので、第二の骨格とも言われているようです。思っていたよりも、筋膜は体の中にたくさん存在するんですね。これには驚きです。

そして、この筋膜はコラーゲンやエラスチンで出来ていて、とても柔らかい組織です。そのため、水分不足やストレス、長時間の同じ姿勢による筋肉の柔軟性の低下などにより、萎縮・癒着しやすくなります。筋膜同士がくっついてしまうと、その内側の筋肉自体も動きが悪くなったり、痛みを招き、筋肉の柔軟性も損なう事になります。デスクワークを長時間していると、確かに痛くなりますし、動きがぎこちなくなります(*_*)。痛いのも嫌ですが、筋肉が動きにくいという事は、筋肉が動くことで促進される血液やリンパの循環にも影響が出るという事。むくみや老廃物の蓄積にも関係がありそうなので、筋膜リリースはやっておいて損はなさそう!

実際に試してみると、この運動自体はとても簡単ですし、パツパツにはったり、むくんだ筋肉には心地良い刺激になります。テニスボールを足の裏で転がしたり、ふくらはぎやももの固い部分を刺激するだけで、がっちり張っていた筋肉が柔らかくなって、足全体が温まってきます。肩やお尻周りの筋肉もテニスボールの上に乗ってゴロゴロするだけなので、テレビを見ながらでも、本を読みながらでも出来るところが良いです!

すぐにウエストが-何センチ!という効果を感じやすい方もいるようですが、残念ながら私はそこまでの急激な変化はないです。でも、足だけでもやっておくと、次の日困らない(^^)ので、これもプラスして気長に続けてみようかな、と思います。

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