図解塾5期⑩。8月17日。

梅棹忠夫「文明の情報学」から、「企業家と思想家のあいだ」「人間企業としての情報産業」「情報・文明・人間」「情報社会とは何か」を取り上げた。

人間への投資、とは情報産業時代を担う人材育成のための教育投資である。その教育の中身は、シンボル操作の能力を高めることである。この分野は教育技術として未開拓である。記憶と反復の教育から脱却して、シンボル操作者(シンボリック・アナリスト)としての訓練をやるべきだ。シンボル操作能力とは言語や記号などを操る力のことであり、それによってコミュニケーションの量と質を飛躍的に高めることができる。これは人間が人間たる創造的能力の開化である。大津波のような巨大な情報産業時代に対応する教育学を開発せよ。

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